「ねんきん定期便」を見てみよう!【7】国民年金の納付状況を確認
「ねんきん定期便」を活用しよう!【1】はじめに。
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3653/
から10日以上経ってしまいました。失礼しました。
ねんきんを活用しましょう、具体的に解説しますと前回書きましたが、
なぜ活用する必要があるのか。そもそもどういった活用をするのか。
まずは問題提起です。
これまでの「ねんきん定期便を知ろう!」シリーズでは、
将来受け取る年金のついて解説してきました。
<参照コラム:「ねんきん定期便」を見てみよう!【もくじ】>
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3649/
この”将来受け取る年金”というのが何のために存在しているかといえば
”長寿”です。
この長寿について少し書いてみたいと思います。
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日本人の平均寿命をご存知でしょうか。
女性が86.44歳、男性が79.59歳です。
(厚生労働省:平成21年簡易生命表より。以降同じ。)
平均寿命とは、おぎゃーと生まれた赤ちゃんが平均して何歳まで生きるのかという
統計データです。日本は世界に誇る長寿大国です。
命の長さに関わる統計データとして、平均寿命よりも私が注目しているのは
”平均余命”です。
60歳 女性28.46年(88.4歳)・男性22.87年(82.8歳)
70歳 女性19.61年(89.6歳)・男性15.10年(85.1歳)
80歳 女性11.68年(91.6歳)・男性 8.66年(88.6歳)
この数値の見方は、例えば60歳女性は平均して28年生きるということです。
60歳まで元気に生きてこられた方々だけが対象ですから、
当然ながら平均寿命よりも長い88歳となっています。
言葉を選ぶ必要がありますが、
0歳の平均余命(平均寿命)が86歳、60歳の平均余命が88歳、
わずか2年しか変わらないということは、多くの方々が60歳を迎えられると
言ってよいのだと思います。
さらに、統計データとしては”生存割合”というものもあります。
90歳 女性46.4%・男性22.2%
95歳 女性23.7%・男性 8.2%
いまや、女性の約2人に1人、男性も約5人に1人は90歳まで生きる世の中なのです。
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次に、この90歳という年齢をキーワードにしてみたいと思います。
いわゆるお勤め(会社員)の方々にとっては、定年60歳というイメージがあります。
定年年齢が伸びたり、延長雇用というような仕組みも広まりつつありますが、
わかりやすく60歳でお話を進めます。
リタイアする60歳からキーワードの90歳、この間30年です。
では、60歳からの30年前を考えてみてください。30歳ですよね。
30歳から60歳までと、60歳から90歳まではまったく同じ30年です。
30歳から60歳までといえば、かなり長いイメージを持たれると思います。
仕事が身につき、結婚し、子どもが生まれ、家を購入し、子どもの手が離れ、
仕事での責任が増し、子どもは独立、そしてリタイア。
これだけの期間と同じ30年がリタイア後も待ち構えているのです。
30年もの長い期間、何をして過ごすか悩ましいかもしれません。
しかしながら、多くの方々の頭を悩ませるのは、何をして過ごすよりも、
先立つもの(お金)をどのようにするのか、です。
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そこで、リタイア後のお金のベースとなるのはやはり”将来受け取る年金”なのです。
次回は活用のための考え方の続きを書いていきます。
なお、前回シリーズと同じく前段が長くなってしまいそうです。
どうぞお付き合いくださいませ。
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