リタイアまでにいくら準備すればいい?ねんきん定期便の読み方を知って将来資金を考えるためのセミナー
全15回に渡って、「ねんきん定期便」の見方を解説してきました。
(2ヶ月半もかかってしまい、失礼しました。)
これまでの内容は、
「ねんきん定期便」を見てみよう!【もくじ】
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3649/
より、ご参照ください。
「ねんきん定期便」の見方がわかると、年金の仕組みの全体像がつかみやすくなります。
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国民年金の正式名称は、国民年金保険。
厚生年金の正式名称は、厚生年金保険。
毎月収める(天引きされる)金額の正式名称は、国民年金保険料であり厚生年金保険料です。
”保険”というからには、保障の仕組みがあるわけです。
これまでの全15回シリーズで見てきましたのは、長生きに対する保障(=老齢年金)でした。
年金制度の生まれた時代は、平均寿命が60歳代でした。
いまや、男性79歳・女性86歳。
”長生きに対する保障”という意味合いを考えれば、
60歳から65歳へと受け取り年齢が引き上げられている移行期間の今、
さらに68歳や70歳への引き上げが話題に出てくるのは当然のことだと
理解が進むように感じています。
<参照ニュース記事>
年金支給開始年齢 引き上げ検討へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111009/k10013143701000.html
余談を書きますと、払った額より受け取る額が少なくて損という考え方は、
今の少子超高齢化社会を思えば総論では無駄な議論かなと感じます。
そういう時代なのです。
それでも、本当に長生きしてしまったときに助けてくれるのは年金制度に間違いありません。
各論では、年金制度についてはたくさん改善する余地があると思いますので、
声を上げることはたいせつですし、年金に対する議論に注目しておくことも
当然ながらたいせつです。
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さて、またまた話がそれましたが、保険というからには
長生きに対する保障以外にも他に保障があるのです。
・死亡したときの遺族に対する生活保障(=遺族年金)
・障がい者になってしまったときの保障(=障害年金)
私のメインの活動は個別相談です。
年金制度に対して、不安や不信を持たれている方々が多いのも事実です。
しかし、将来受け取る年金が長生きに対する保障であることや、
他に2つある保障をご存知である方々は非常に少ないです。
この2つの保障を知れば、年金って意外とすごいんだなって思われる場面を
たくさん見てきています。
当然ながら私も年金を学ぶまでは知りませんでした。
だからこそ、たくさんの方々に知ってもらいたいです。
次回より、具体的に解説していきます。
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https://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/inquiry/personal/
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