「ねんきん定期便」を見てみよう!【1】はじめに。
【14】生年月日で確認してください。
http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3556/
に引き続き、50歳以上の方々に届く資料を使って説明を続けます。
ここにはあくまでも”見込額”が記載されています。
何が見込まれているかといえば、会社員さんのケースで説明すると、
現在の収入のまま変わらず60歳まで厚生年金に加入し続けると仮定して
算出されている年金の”見込額”が表に反映されているということです。
50歳以上の方々に届くということは、59歳のケースもあれば
50歳ちょうどのケースもあるわけです。
これから60歳までの期間、現在の収入と同じでしょうか、増えそうでしょうか、
それとも減りそうでしょうか、いかがですか??
具体例を1つ出してみましょう。
今年度60歳となる男性です。
60歳から厚生年金部分の年金(125万円)を受け取り、
65歳からは、国民年金部分の年金(79万円)も合わせて
受け取りを開始するという流れです。
真ん中の列に金額が記載されている方々は、65歳までの期間にも
国民年金部分の年金を受け取ることのできる年齢帯だということです。
※ 前回のコラム記事を参照ください。
皆さんのお手元にある「ねんきん定期便」はどのようになっていますでしょうか??
なお、「経過的加算部分」については、65歳までと65歳からの年金を
比べたときに出てくる金額差が調整される項目だと思っていただくだけで充分です。
ただし、それなり数の方々にとっては、この「経過的加算部分」が大きな比重を
占めるケースもあります。
このコラムでは省略していますこと、ご容赦をお願いいたします。
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受け取る年金額がいくらなのかを知っておくことがたいせつなのは間違いありません。
とはいえ、まずは自身が何歳からどの部分の年金の受け取りが開始するのかを
知ってもらうことが第一歩になると考えています。
また、この表には、共済年金でお勤めだった期間、企業年金や国民年金基金などの
上乗せの年金については、当然ながら情報が反映されていませんので、
せっかくの機会ですからぜひご自身で関連する機関等に確認してみてください。
あわせて、夫婦の場合2人の生年月日などに応じて「加給年金」「振替加算」
といった、「ねんきん定期便」には出てこない年金を受け取ることのできる
ケースもあります。これは個別に確認が必要です。
何歳のときにいくら受け取ることができるのか、ご夫婦それぞれの年金額を
時系列に一覧表で確認してみるということもたいせつだと考えています。
年金額を知ることで、あんしんして生活できるものなのか、足りないものなのか
足りないなら今からどのように備えなければならないか、いつまで働くべきか。
将来のお金のことを考えるうえで、すべてのベースとなるのは年金です。
年金の情報がなければ、対策は立てられないと言い切っても良いでしょう。
年金は信用できないのですべて自助努力で、なんてほとんどの人が不可能です。
月25万円必要だとしましょう。年で300万円、10年で3000万円、
65歳から90歳まで考えるなら、25年間で7500万円です。
資産運用が得意な方々にとっては25年もあればという意見があることも否定しません。
とはいえ、そんな方々はごくごく一部です。
年金がベースにあり、不足していると思われる部分を自分で準備する。
不足すると思われる額のおおよその見込みさえわからなければ、
対策の立てようもありません。
年金を知ること。
不安ばかりではありません。
意外と安心できるケースが多いのも事実です。
ポイントを押さえるだけでも十分です。
ぜひ一度、ご自身の「ねんきん定期便」をご確認ください。
<参照Web:ねんきん相談> http://money-2nd.com/nenkin/
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いかにもこのコラムが終わったかのような書きっぷりですが、まだまだ続きます。
年金は将来受け取る仕組みだけではありません。
「ねんきん定期便」を知ることができれば、たくさんのことがわかります。
次回からは第2部のようなイメージです。
<注記>
年金にはさまざまなパターンが存在します。
コラムでは代表的な例しか取り上げることができません。
気になることや確認したいことは、所轄の年金事務所へお問い合わせください。
記録に関する正確な情報は、間違いなく年金事務所で確認できます。
よりよい受け取り方や付随する情報等を希望されるようでしたら、
お近くのFPや社会保険労務士さんをお尋ねください。
その際には、私も含め相談に関しては有料が多いと思いますので
ご留意のうえ、ご活用くださいませ。
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https://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/inquiry/personal/
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