相続に関する手続き~私の経験した一連の流れ(番外編)「納骨と位牌について」~

笠中晴司

笠中晴司

テーマ:相続

私の親族に関する相続の手続きをこれまで紹介してきましたが,今回は,事務的な手続きでなく,納骨と位牌についての私の失敗談をご紹介します。

私は,父母の死亡時も含めて,何回か納骨等を経験していますが,何分,十数年前の話ですので,記憶に残っておらず,今回も初めてのような感覚でした。

まず納骨ですが,お墓のあるお寺で納経された後,お墓に納骨します。

納骨の際は,埋葬許可証を示す必要があるので,その用意をすることは以前ご紹介しました(葬儀屋さんが用意してくれました)。

そして,納骨は終了しました。

納骨の時点で,葬儀の際に作成され(これも葬儀屋さんが作成してくれます),それまで,お骨とともに祀っていた白木の位牌は,基本的には使用できなくなるということです(お寺さんが処分してくださるということでお預けしました)。

そのことは何となく,記憶にあったのですが,正式な漆の位牌についても,葬儀屋さんかお墓のあるお寺さんが用意してくれるものと勝手に思っていました。

その点をしっかりと確認しないまま,納骨を終え,帰宅しようとする時に,「あれ位牌は?」ということになりました。

そこで,お寺さんには聞きづらかったので,葬儀屋さんに確認すると「漆の正式なご位牌は,ご遺族の方が,仏具屋さんに注文して,ご用意いただくことになります」ということでした。

つまり,納骨を終えるまでに,仏具屋さんに別途注文し,用意しておかないといけなかったのです。

そこでようやく失敗に気づいた私は,ご位牌の注文をし,その出来上がりを待っている状態です(お仏壇には,残念ながら,今回亡くなった親族の位牌はまだ祀られていません)。

新仏さんには大変申し訳ない想いをしているところで,「何事も,思い込みはダメ」とあらためて認識しています。

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笠中晴司
専門家

笠中晴司(弁護士)

丹波橋法律事務所

大学卒業後,民間企業(地元銀行)で10年間勤務。その後,志をもって弁護士を目指し,弁護士になってから丸17年の経験を積みました。経験に基づく,バランス感覚は,他の弁護士より優れていると自負しています。

笠中晴司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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