目的を見失うからこそ
本業とはまったく関係ないんですが、
数名の方のマーケティングの指導をさせてもらっています。
これがまた、おもしろいように結果が出ていて、自分のことのようにうれしい。
ランチェスターの理論で言うと、
他者にどうやって勝つか、という考え方を、昔勤めていた会社で叩き込まれた経験があります。
でも、アドラーの理論で言うと、
共同体感覚で、どうすれば自分も周りも幸せになれるか、という考え方になります。
今回マーケティングを指導させてもらっているのは、すべて同業者。
仕事を奪い合う「敵」ではなく、
コーチングコミュニケーションを広める「仲間」として、
その人がうまくいけば、私もうれしいし、コーチングがスタンダードな世の中になれば、私自身の仕事にもプラスになる。
なので、コーチングに関わる人が成功するのは大歓迎。
以前、師匠平本あきおさんの「アドラーが経営者だったら」という、ちょっと嗜好の変わったセミナーに参加しました。
もちろん、アドラー心理学の解釈は専門家の間でも異なる点があるので、あくまでも平本さんの解釈ですが、
ほぼすべて「私ならこう考える」と一致していた。
ここ数年、徹底してアドラー漬けになっているので、もう思考回路そのものがアドラーになってきたのかな。
まぁ、あくまでも「アドラー」は目的ではなく、手段。
私自身と私の関わる人たちが、気持ちよく生きて、気持ちよく仕事ができるようになることが目的。
うちのグループの理念に当てはめると、私や周りの人の「居場所をつくる」ことが目的。
それにしても、
平本さんって、コーチングやカウンセリングスキルが突出しているので、感覚派の天才のイメージが強いですが、
実は膨大な知識、理論を吸収したからこそ成せる努力の人、と私は思います。
まだまだあのレベルになるまで勉強だな、とあらためて思いました