決めるのは自分です

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

「仕事は楽しいですか?」

とたずねると、

「楽しいです」

と笑顔で答えてくれる方もいれば、

「毎日大変で、楽しくなんてないですよ!」

と怒りながら答える方もいらっしゃるし、

「仕事なんだから、楽しいかどうかなんて関係ありません」

とクールに答える方もいます。

まぁ、これも一つの価値観なので、どの考え方が良い、悪いなんてないんですが、

ただ、

出所は忘れましたが、どこかの大学の研究で、

楽しんでやっている作業と、そうではない作業の生産性の違いを調べたら、
ダントツで「楽しんでやる作業」の生産性が高かった、

というのがあります。

もちろん、仕事にしろ何にしろ、楽しいことばかりではないでしょう。

楽しいことばかり選んで仕事をするのは無理があるでしょう。

でも、

「楽しむ」

は自分で選ぶ、作ることができます。

例えば、最近私は、おかげさまで京都以外でのお仕事が増え、移動がとても多くなりました。

ほとんどの皆さんは、

「バイクで◯◯までの移動、大変ですよね」

と声をかけていただきますが、
私は大変どころか、楽しんでます。

もちろん、電車移動で、移動中に仕事をするというのも一つの選択肢ですが、
私にとっては、そのほうが苦行なので、時間がかかってもバイクで移動します。

また、重苦しい雰囲気の会議などは、普通に考えれば楽しくないですし、
炎天下での作業や極寒の中での作業もそうですよね。

でも、私はその中でも、楽しみを見つけるようにしています。

「いやいや、会議で楽しいことなんてないでしょ」

と思うかもしれませんが、

「今◯◯さんの発言で、少し議論が前に動いたな」

「こっちの意見に対して、あっちはそう受け取るのか、なるほどなぁ」

なんて思いながら参加してたら楽しくなってきたりします。

すべては自分で決められる、

とアドラーは言っています。

そう、何をどう見るかは自分で決められるんです。

研修や会議がおもしろくないのは、講師や司会のせいかもしれませんが、
おもしろいか、おもしろくないかを決めているのは自分です。

おもしろくないなら、おもしろくすればいい。

楽しいと思える焦点の当て方をすればいい。

私は基本的にそう思っています。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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