勇気づけし合える組織

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

叱る、褒める、叱咤激励する、

いろんなアプローチがあって、それぞれ使う場面や相手によっては、有効な方法だと思います。

中でも、勇気くじきを受け続けている人には、

「勇気づけ」、というアプローチが一番だなとあらためて思います。

「勇気づけ」「勇気くじき」

皆さんも経験していることです。

例えば、子どものころに、お母さんのお手伝いをしようとお皿を運んでいたら、バランスを崩して落としちゃった。

そんなときに、

「もう!何してるの!余計な仕事増やさないで!」

て、叱られてしまう。

これって、子どもからすれば、良かれと思ってしたことを結果だけ見て叱られた、

つまり、お手伝いをしたら叱られるってなってしまう。

このことを「勇気くじき」と言います。

この経験で学習してしまうと、「お手伝いなんてしない」になってしまうんですが、

人間は基本的に「貢献欲求」をもっています。

心のどこかでは「手伝いたい」と思いながらも、「やっても叱られるだけ」がブレーキになってしまう。

ここで必要になるのが、「勇気づけ」です。

お手伝いする、という一歩を踏み出す勇気が出れば、またお手伝いするようになるんですが、
その一歩が出ない。

その一歩を踏み出すために「勇気づけ」の言葉が必要。

今日も、ある人との会話の中で、勇気くじきのせいでこんな風にネガティヴになっているんだなと感じたので、
会話の流れの中で、コーチングコミュニケーション、勇気づけでアプローチしたら、
ポジティブな一歩を踏み出すことをコミットしてくれた。

叱るがいい、褒めるがいい、と人によって価値観の違いはありますが、
それは、叱る側、褒める側の目線。

大事なのは「目的」

相手とその周りの人が幸せになれる未来に近づくことが目的なんだから、
アプローチの仕方は、その目的に近づくほうを選択すればいい。

人間はもともと、自分と違うところ、欠けているところに意識が向くようにできています。

なので、相手の悪いところを指摘する、否定するのは、とても簡単なこと。

それを指摘、否定して、相手が変わらないなら、
指摘、否定する側の自己満足にしかならず、誰も得をしないし、「改善」しようとしていることにならない。

指摘、否定で相手が変わるなら、それもいい。

変わらないなら、アプローチを変えることが、「改善」です。

それを会社や組織でやっていくのが、

私の組織改革

です。

変わっていく組織をもっと増やしたい!

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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