受容と訓練
時々、妻と、子どもの将来の話をします。
先日も、何かの話から子どもの話になりました。
細かくは書けませんが、簡単にまとめると、
親の責任はどこまでか、という話。
私と妻とで考え方が違います。
その考え方のベースになっている「経験」が違うので、違って当然です。
簡単に言うと、
「できるだけ苦労をさせたくない」という考えと
「苦労は買ってでもしろ」の違い。
夫婦、親子はもちろん、職場の会議でも、話が噛み合わない、ってよくあります。
そんなとき、皆さんや皆さんの職場ではどうなりますか?
多数決を取る?
2人しかいないと多数決も取れないですし、
そもそも多数決は少数意見を無視するシステムですので、全員の納得感が得られない。
上司が強権発動する?
それも納得感ない。
話し合いで大事なのは、互いに納得感があり、その後実行されること。
納得感のない会議で決まったことは、実行されません。
なので、
まずは、互いが意見を出し合えることが大事。
そのためには、相手の話の途中で相手を否定しない。遮らない。自分の話にしない。
そのうえで、噛み合わないなら、話のステージを一つ上げること。
A or B の議論から、
ありたい姿、感情へ。
私たち夫婦の例で言えば、
「苦労させるかさせないか」ではなく、「息子にどんな人生を歩んでほしいか」
なぜ、そんなことをするのか?
互いの納得ポイント、共有ゾーンを出すため。
共有ゾーンを明確にしてから、それを実現するためにどうするか、方法論を話し合う。
そのステップを踏むと、互いに納得感の高い結論に近づくことができます。