これだけで変わる職場の空気感

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

これだけでも変わります!

私が実際にやっていることの一つ。

相手が話しかけてきたら、その相手が誰であろうと「手を止める」。

いわゆる、「ながら聞き」をしない、ということです。

多くの人は、誰か尊敬する人、それが親なのか上司なのか、学校の先生なのか、習い事の師匠なのか、誰でもいいですが、
その尊敬する人の話を、ながら聞きしないですよね?

スマホ操作しながら、テレビ見ながら、何か書類を書きながらとか、そんなことしながら聞かないですよね?

その相手の話をメモするというのはまた別ですが。

尊敬している人の話は手を止めて聴く、を皆さんするんですが、
そうでない相手の場合、「ながら聞き」をやっちゃいます。

私が知る限り、ほとんどの人はやっちゃってます。

そして、他人の話は「ながら聞き」しているのに、
自分の話を「ながら聞き」されると、「真面目に聞け!」と怒ります。

長年講師をしていると、「あるある」なんですが、

あからさまに別の作業をする人はごく稀なものの、

ペン回ししたり、ペンノック、隣の人に確認している様子から、ちょっと別のことに意識をとられて視線が動くところまで、
めちゃくちゃ見えます。

当のご本人は、無意識だったり、悪気がなかったりするんですが、
話している講師の側からすると、けっこう気になります。

聴いてるか聴いてないかくらいは一目瞭然でわかります。

これって、日常会話、仕事でのやり取りでも言えることで、
会議で誰か話している時に、別の仕事をしていたり、パソコンで何か調べてたり、隣の人と話したり、しちゃうんですよね。

特に、子どもが親に話しかけたり、部下が上司に話しかけたりした時に、作業の手を止めずに、「聞いてるから話して」って。

親や上司の側は確かに聞いていると思います。

でも、話しかけている子ども、部下の側は、話を聴いてもらえている感じがしない。

これだけで空気が悪くなりますし、
それが当たり前の組織になっていたら、なお困ったことです。

でも、その作業から少し手を離すだけで、変えられます。

子どもや部下の話を聴く間の数分だけ手を止めても、それほど不都合はないはずです。

どうしても急ぎの仕事や用事があるなら、

「ごめん、今どうしても手が離せないから、少し待ってもらっていい?」

の一言で済みます。

手が空いてからじっくり聴いてあげればいい。

手を止めて、しっかり
「聴いてるよ」サインを送ってあげてみて。

互いの関係や場の空気感が変わります。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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