4つの「無」
「相手の良いところに目を向けましょう」
とよく言いますが、
苦手だなぁと感じてる相手だと、その相手の嫌なところ、ダメなところが見えやすい。
そういうところが見えると、さらに苦手になる。
苦手になると、近づきたくなくなるので、距離をとりたくなり、見える部分がさらに減り、
嫌なところしか見えなくなります。
なので、
「良いところなんて見つからない」という気持ちになります。
関わらなくても問題ないなら、関わらなければいいんですが、
夫婦、親子、職場の上司部下同僚だと、そうはいかないですよね。
夫婦なら離婚、親子なら離縁、職場なら退職という手段がありますが、簡単には選択できないですよね。
ましてや、一度その選択をすると、環境が変わっても、その「選択肢」を切り札として持ててしまうので、
嫌なことがあるとすぐにその切り札を出したくなります。
それを繰り返しているうちに、人間関係の構築をする努力をしなくなり、どこにいても
「ここは自分がいるべき場じゃなかった」
と、理想の楽園を永遠に探し求めることになります。
それって、自分自身にとって幸せなことではないですよね。
家庭でも、職場でも、自分ができる努力はしたほうがいい。
人間関係の構築にはロジックがあります。
それを実践する努力と、その努力をする勇気があれば、良い人間関係を構築できます。
心理学を、人の行動や思考をコントロールするために使う人もいますが、
基本的に、他人の行動は変えられません。
自分の行動や意識を変えられます。
自分の行動や思考を変えるために心理学を使うと、幸せになれる。
もっと簡単に言うと、楽になれる。
ポイントは、
「他人をコントロールしようとする」を手放すこと
と、
「増やしたいところに意識を向ける」こと。