「神経衰弱」をより遊びやすく(人気のゲームその3)【高齢者施設・交流サロンのレクリエーション5】
「高齢者施設・交流サロンのレクリエーション」シリーズでは、デイサービスなどの老人介護施設、地域住民の介護予防や社会的交流を目的とした交流サロンで簡単にできるレクリエーションのバリエーションや、進行のポイントについて取り上げています。
第1回では、レクリエーションの大きな分類について紹介しました。今回はパズルやゲームなどの知的活動のバリエーションを紹介します。
パズル・ゲームなどの知的活動のバリエーション
知的なレクリエーションの主なバリエーションは、以下の通りです。
・パズルやクイズ
・漢字ドリル、計算ドリルなどのドリル
・囲碁・将棋・健康マージャン・トランプなどの対戦ゲーム
パズルやクイズに挑戦してわいわい盛り上がるのはレクリエーションの定番です。最近では脳トレの一環として漢字ドリルや計算ドリルに取り組むことも増えてきました。パズル、クイズ、ドリルは多数書籍が出ていますし、インターネットでも探すことが可能ですので、ぜひバリエーションの1つとしてお気に入りのものを入手してください。
健康マージャンのような人と対戦するゲームは、交流サロンや老人福祉センターで趣味サークルができることもあります。囲碁や将棋、マージャンは初心者と上級者の差が出やすいため、新たに始めることに躊躇する人も多いかもしれません。後日改めて紹介する連珠(競技用五目並べ)は、ルールも覚えやすく、おすすめです。健康型・住宅型と呼ばれる有料老人ホームで連珠は特に人気が高いです。トランプも大人でも楽しめるものが多いです。
優劣を競い合わず、挑戦を楽しむ雰囲気づくりを
高齢者に限らず、知性の優劣を人と比較されていい気分になる人はあまりいません。参加者同士でゲームやドリルの成績を競い合うような進行は避けた方がよいでしょう。また、心身の健康状態によっては、記憶する、計算するなどの作業を強制されると苦痛に感じる方もいますので、十分な配慮が必要です。
次回からは、人気のあるゲームなどをいくつかピックアップして紹介します。
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