今からしっかりと考えたい「進学と教育費のこと」〜奨学金を中心に〜
2024年度も消費者物価指数が3年連続大きく上がりました。
11月は前年比2.7%アップです。年間を通しても2%後半です。*12月は未発表
実感はもっと上がっているように感じますが、皆さんはいかがですか?
2024年の値上げ品目数は、累計で1万2520品目でした。これは、主要な食品メーカー195社における家庭用を中心とした値上げ品目数です。
賃金上昇との関係の実質賃金はどうなっているのでしょうか?
このグラフが示すように、賃金が物価上昇に追いついてなく、実質家計が厳しくなっています。生活がとても苦しくなっています。
では、2025年度の消費者物価指数はどうなるでしょうか?
2025年度の消費者物価(CPI)上昇率の見通しは、前年度比で2.0~2.1%程度と予想されています。
<見通し>
•日本銀行(日銀)は、2025年度の生鮮食品を除くCPI上昇率を前年度比2.1%と見込んでいます。
•ニッセイ基礎研究所は、2025年度の消費者物価上昇率(生鮮食品を除く総合)を2.0%と予想しています。
•三井住友DSアセットマネジメントは、2025年度のコアCPI上昇率を前年度比2.1%と予想しています。
帝国データバンクの調査によると、2025年の食品の値上げ品目数は、最大で年間1万5000~2万品目程度と見込まれています。これは、2024年の値上げ品目数(1万2520品目)の約6割増となります。
では、大事な収入2025年度の賃金アップの見込みはどうでしょ
2025年の春闘賃上げ率を4.8%と予測する(厚生労働省ベース)。 24年春闘では5.33%もの歴史的な賃上げが実現したが、25年春闘でも5%に迫る賃上げが実現するとみられる。 また、賃上げ分のうち、定期昇給部分(1.8%程度)を除いたベースアップで見ると3.0%程度(24年:3.5%程度)と予想する
この数値は全国平均です。
高知県はどうでしょうか?
中小企業がほとんどなので賃上げの余力は大手企業と比べると厳しいでしょう。
このような状況の中で必要なのは自己防衛です。
では、どうすればいいか?
①実質賃金の継続的な上昇 。たとえば、副業、アルバイト、時短など
②家計の見直しによりムダを減らす。
③資産運用で物価上昇に負けない運用
ファイナンシャル・プランナーは皆さんの味方です。