なぜ今、小中学生に「自ら学ぶ力を育てる講座」なのか?

「うちの子は、国語ができません」
「算数はそれなりにできるのに、国語になると急に点数が下がります」
「本をほとんど読まないので、国語の読解問題も苦手です」
「音読をさせても、つっかえたり読み間違えたりします」
小学生のお子さんについて、このようなお悩みをお持ちの保護者の方は少なくありません。
しかし、ここで大切なのは、「国語ができない」という結果だけを見ないことです。
国語が苦手になる原因は、お子さんによって違います。
・文章を読むことそのものが苦手なのか。
・言葉の意味が分からないのか。
・文章の内容を理解できないのか。
・設問の意味が分からないのか。
・あるいは、理解はできていても、答えを文章にして書くことが苦手なのか。
原因によって、必要な学習方法は変わります。
この記事では、国語専門オンライン学習塾・啓理学舎の考え方をもとに、小学生が国語を苦手にする主な原因と、その改善方法について解説します。
1.「国語ができない」とは、具体的にどういうこと?
保護者の方から、
「国語が苦手です」
という相談を受けたとき、私がまず考えるのは、
「具体的に、どこが苦手なのだろう?」
ということです。
例えば、同じ「国語が苦手」という状態でも、次のような違いがあります。
A.文章を読むことが苦手
・音読でつっかえる
・読み間違いが多い
・読むのが極端に遅い
・文の途中で意味が分からなくなる
B.言葉が分からない
・知らない言葉が多い
・漢字の意味が分からない
・抽象的な言葉が苦手
C.文章の内容が分からない
・読んだのに内容を説明できない
・文章の中心が分からない
・段落ごとの役割が分からない
D.問題が解けない
・選択肢を勘で選んでしまう
・「本文のどこに書いてある?」と聞くと答えられない
・記述問題になると何を書けばいいのか分からない
このように、「国語ができない」という一言の中には、さまざまな原因が隠れています。
だからこそ、
国語の成績を上げるためには、まず「どこでつまずいているのか」を確認することが重要
なのです。
2.国語が苦手な小学生に多い5つの原因
小学生の国語の苦手には、さまざまな原因があります。
啓理学舎では、特に次の5つを重視しています。
①文章を正確に読む力
②言葉の意味を理解する力
③文章の内容を理解する力
④設問を理解する力
⑤自分の考えを文章にする力
この5つは、それぞれ独立しているわけではありません。
例えば、
「文章を正確に読めない」
↓
「文章の内容が分からない」
↓
「問題が解けない」
↓
「国語が苦手になる」
という流れになることがあります。
そのため、問題をたくさん解くだけでは、根本的な解決にならない場合があります。
3.原因① 文章を正確に読むことが苦手
国語の基本は、何よりも文章を正確に読むことです。
例えば音読をすると、
・読み飛ばす
・同じ行を何度も読む
・助詞を間違える
・句読点を無視する
・文の途中でつっかえる
・文を最後までしっかり読めない
といったことがある場合があります。
もちろん、音読が苦手だからといって、必ずしも国語の成績が悪いとは限りません。
しかし、
文章を正確に読むことに大きな負担があると、文章の内容を理解することに十分な力を使えなくなることがあります。
だからこそ、国語が苦手なお子さんの場合、
「問題を何問解くか」
だけではなく、
「文章をどのように読んでいるか」を見ることが大切
です。
4.原因② 語彙力が不足している
文章を理解するためには、当然ながら言葉の意味を知っている必要があります。
例えば、
「原因」「結果」「理由」「比較」「具体的」「抽象的」「主張」
などの言葉の意味が分からなければ、説明文を正確に理解することは難しくなります。
また、物語文でも、
「戸惑う」「ためらう」「納得する」「誇らしい」
など、日常生活ではあまり使わない言葉が出てくることがあります。
そのため、
「国語が苦手=読解の練習が足りない」
と決めつけるのではなく、
「そもそも文章に出てくる言葉を理解できているか?」を確認する必要
があります。
5.原因③ 文章の内容を理解できていない
文章を最後まで読んでいる。
音読もできている。
しかし、
「結局、この文章は何について書いてあった?」
と聞くと答えられない。
このようなお子さんもいます。
これは、
「文字を読むこと」と「文章を理解すること」は同じではない
からです。
説明文なら、
・何について書いているのか
・筆者は何を伝えたいのか
・具体例は何のために出てきたのか
・段落同士がどうつながっているのか
などを考えながら読む必要があります。
物語文なら、
・誰が登場しているのか
・どのような出来事が起きたのか
・登場人物の気持ちはどう変化したのか
・その気持ちの変化を示す表現はどこなのか
などを読み取る必要があります。
つまり、
「ただ読む」のではなく、「意味を取りながら読む」ことが重要
なのです。
6.原因④ 設問の意味を理解できていない
文章はある程度読めているのに、問題になると点数が取れない。
その場合は、設問の読み方を確認する必要があります。
例えば、
「なぜですか。」
と聞かれているのに、出来事だけを書いてしまう。
「どのような気持ちですか。」
と聞かれているのに、本文の言葉をそのまま写してしまう。
「本文中から抜き出しなさい。」
と書いてあるのに、自分の言葉で答えてしまう。
このような場合は、文章理解だけではなく、「問題が何を聞いているのか」を理解する力が必要です。
国語では、
「文章を読む力」+「設問を読む力」の両方が必要
なのです。
7.原因⑤ 自分の考えを文章にできない
国語の記述問題になると、急に手が止まってしまう。
これもよくある悩みです。
「分かっているのに書けない」
という子どももいます。
この場合、
「もっと詳しく書きなさい」
と言うだけでは改善しません。
「何を答えるのか」
「本文のどこを根拠にするのか」
「どの言葉を使うのか」
「どのような文にまとめるのか」
という手順を身につける必要があります。
記述問題も、決して「才能」や「センス」だけで決まるものではありません。
書き方を学び、練習することで身につけていくことができます。
8.「本を読めば国語ができる」は本当?
国語が苦手な子どもに対して、
「もっと本を読みなさい」
とアドバイスすることがあります。
もちろん、読書にはさまざまな意味があります。
しかし、
「本をたくさん読めば、必ず国語のテストの点数が上がる」
と単純に考えることはできません。
なぜなら、国語の読解問題では、
・文章の構造を捉える
・筆者の主張を捉える
・登場人物の心情の根拠を探す
・設問の条件を確認する
・本文を根拠に答える
といった、問題を解くための読み方も必要だからです。
そのため、啓理学舎では、
「本を読むこと」と「文章を正確に読み、内容を理解すること」を分けて考える
ことを大切にしています。
読書が好きな子どもでも、国語の読解問題が苦手なことがあります。
逆に、本をあまり読まない子どもでも、文章の読み方を身につけることで国語力を伸ばしていくことはできます。
9.音読が苦手な子どもには注意が必要
小学生の国語指導で、私が大切にしているものの一つが音読です。
文章を声に出して読むことで、
「どこで区切るのか」
「どの言葉がつながっているのか」
「文章がどのように構成されているのか」
などを意識しやすくなります。
ただし、音読についても、
「毎日何回読めばいい」
という単純な話ではありません。
重要なのは、
「正確に読めているか」
「意味を理解しながら読めているか」
という点です。
音読でつまずくお子さんの場合には、まずその原因を確認することが大切です。
10.国語が苦手な子に、いきなり問題をたくさん解かせてはいけない
国語の成績が悪い。
↓
問題集を買う。
↓
毎日たくさん問題を解かせる。
この方法だけでは、なかなか改善しないことがあります。
なぜなら、
「なぜ間違えたのか」を確認しないまま、次の問題に進んでしまうから
です。
例えば、10問中5問間違えたとしても、
「5問も間違えた」
だけでは何も分かりません。
本当に大切なのは、
「なぜ、その5問を間違えたのか?」
です。
・文章の読み違いなのか。
・言葉の意味が分からなかったのか。
・設問を読み違えたのか。
・本文中の根拠を見つけられなかったのか。
・記述のまとめ方が分からなかったのか。
原因によって、次に行うべき学習は違います。
11.国語の苦手を克服するために大切なこと
国語が苦手なお子さんには、
「できない問題を増やす」よりも、「できない原因を見つける」ことが重要
です。
そのためには、
STEP1 読む
文章を正確に読む。
↓
STEP2 理解する
文章に何が書いてあるのかを理解する。
↓
STEP3 考える
「なぜ?」「どういうこと?」を考える。
↓
STEP4 根拠を探す
本文のどこに答えの根拠があるのかを探す。
↓
STEP5 答える
設問に合った形で答える。
この一連の流れを少しずつ身につけていくことが大切です。
12.啓理学舎が大切にしている「読む力」
啓理学舎は、国語専門オンライン学習塾です。
私が国語指導で大切にしているのは、
「問題をたくさん解かせること」だけではありません。
お子さんが、
「文章をどのように読んでいるのか」を見ること
を大切にしています。
国語が苦手な子には、必ずしも同じ原因があるわけではありません。
「本を読まないから」
「勉強時間が足りないから」
「国語のセンスがないから」
と簡単に決めつけるのではなく、
その子がどこでつまずいているのかを見つける。
そして、
「読む力 → 理解する力 → 考える力 → 答える力」を一つずつ育てていく。
これが啓理学舎の国語指導の基本的な考え方です。
13.まとめ――「国語ができない」には理由があります

「うちの子は国語ができない」
そう感じている保護者の方に、まずお伝えしたいことがあります。
国語が苦手だからといって、国語の才能がないとは限りません。
大切なのは、
「どこでつまずいているのか?」を見つけること
です。
・文章を読むことが苦手なのか。
・言葉の意味が分からないのか。
・文章の内容を理解できないのか。
・設問の意味が分からないのか。
・記述の答え方が分からないのか。
原因が分かれば、取り組むべきことも見えてきます。
もし、
「子どもが本を読まない」
「音読が苦手」
「国語の文章問題が苦手」
「国語の勉強をしているのに成績が上がらない」
とお悩みでしたら、まずはお子さんの「読み方」を見直してみてはいかがでしょうか。
啓理学舎では、小学生・中学生の国語の悩みについて、無料カウンセリングを行っています。
「うちの子は、なぜ国語ができないのだろう?」
その原因を一緒に考えるところから始めてみませんか。
国語が苦手なお子さんのための国語専門オンライン学習塾・啓理学舎
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