読解問題(物語文)の選択肢に惑わされるな!
皆さん、こんにちは!
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。
さて、今回のテーマは、
「本好きでよく読書をしているのに、国語の学力が上がらない!?」
です。
物語や小説を読むと、その主人公を通して、人生を豊かにしてくれます。
また、説明文や論説文を読むことによって、新しい知識を身につけることもできます。
しかしながら、読書だけでは文章読解力が必ずしも身につくとは言えません。
(ここでいう文章読解力とは、実力テストまたは入試の国語で問題を解く能力とします。)
なぜなら、読書をする能力と文章読解力は必ずしもイコールではないからです。
(ただし、読書をすることによって、語彙力アップは期待できます。)
もちろん、読書をする能力がなければ、文章読解どころではありませんが・・・。
つまり、国語力から見ると、読書する能力と文章読解力を比べると、文章読解力の方が上になるのです。
ですから、「結構本を読んでいるのに国語の成績があまりよくない。」ということが起きるのです。
特に物語文等の読書をする時は、文章のあまり細かい部分の理解は必要とされない場合が多いです。
しかし、模試・入試では細かい部分の正確な読解が要求されます。
では、文章読解力をつけるためにはどのようにすればよいのでしょうか?
まずはしっかり音読できるようにしてください。
学校の教科書、塾のテキスト等ですらすら読めるまで音読をしてください。
国語ができないお子さんは意外とできていないですよ。
音読をすることによって、飛ばして読むことがなくため、文章の内容がしっかりと理解できるようになります。
小学生のお子さんは、説明文が苦手なお子さんが多いので、それを音読するのもいいでしょう。
音読する上での注意点を記しておきます。
①教科書・テキストレベルの文章を毎日10分程度読む。
②はっきりと聞き取れる速度と声の大きさで読む。
③読み飛ばしや読み間違いをしない。
まちがえたり、飛ばしたら必ず読み返す。
④句読点を意識してしっかり止まる。
読点は一秒、句点は三秒ぐらいが目安。
⑤音読を聞いてあげる。
一人で読ませてもあまり効果はない。
そして、次に問題を解いていきます。
音読をした後に問題を解くと、意外にも答えがわかるということが起こります。
つまり、しっかりと精読ができていなかったということです。
まずはとりくみやすい選択肢の問題を解いていきましょう!
実践してみてはいかかでしょうか。