キーワード/キーセンテンスを見つける ~要約文作成前の前準備~
こんにちは。
オンライン学習塾 啓理学舎の代表、篠田です。
今回は、『「意味段落」と「段落キーセンテンス」~要約文作成前の前準備~』についてお話しさせていただきます。
「意味段落」とは?
段落には、「形式段落」と「意味段落」があります。
「形式段落」とは、一マス下げてから書き始める形式上の文章のまとまりのことです。
「意味段落」とは、複数の形式段落から構成されていて、テーマや内容でまとめられる文章のまとまりのことです。
説明的文章を要約する場合、いくつかの「形式段落」を「意味段落」にまとめ、キーセンテンスを見つける作業をしなければなりません。
ここでは、いくつかの「形式段落」を「意味段落」にまとめる方法を下記で紹介していと思います。
「段落キーセンテンス」とは?
意味段落の中に、筆者の言いたいことが書かれている文があります。
この文のことを「段落キーセンテンス」と言います。
「段落キーセンテンス」は、原則1つの「意味段落」の中に1つあり、全体の「キーセンテンス」より具体的です。
ちなみに、「段落キーセンテンス」は、私が勝手に使っている言葉です。
「意味段落」をまとめる、「段落キーセンテンス」を探す、は同時に行う!
「形式段落」を「意味段落」まとめることと、「段落キーセンテンス」を探すことは、どちらかが先、どちらかが後にするということではなく、同時並行で実施して行ったほうがやりやすいと思います。
「段落キーセンテンス」を探す
説明的文章には、「段落キーセンテンス」のほかに、「裏づけ文」、「つなぎ句、文」があります。
※裏づけ文:事実や理由説明、具体例などが書かれている文。
※つなぎ句、文:段落と段落をツナギの役割をする句、文。
段落の初めばかりでなく、最後にくることもある。
文章の構成(例)は以下のようになります。
意味段落① (段落キーセンテンス)+(裏づけ文)+(裏づけ文)+(つなぎ文)
意味段落② (つなぎ文)+(裏づけ文)+(段落キーセンテンス)
意味段落③ (つなぎ文)+(裏づけ文+(裏づけ文)+(裏づけ文)+(段落キーセンテンス)
では、どのように「段落キーセンテンス」を見つければいいのでしょうか?
①意味段落の最初か最後に注目。
「段落キーセンテンス」は、意味段落の最初と最後にある場合が多いです。
その際に「裏づけ文」または「つなぎ句、文」ではないかと疑いながら探してください。
②「段落キーセンテンス」は一文とは限らない。
連続する2~3文の場合があります。
意味段落の最初と最後で同じことを繰り返す場合もあります。
このような場合は、すべて「段落キーセンテンス」として考えれてください。
③「段落キーセンテンス」がない意味段落もある。
意味段落によっては、「裏づけ文」、「つなぎ句、文」のみで構成されている場合があります。
「形式段落」を「意味段落」にまとめる
「形式段落」とは、一マス下げてから書き始める形式上の文章のまとまりのことです。
「意味段落」とは、複数の形式段落から構成されていて、テーマや内容でまとめられる文章のまとまりのことです。
説明的文章を要約する場合、いくつかの「形式段落」を「意味段落」にまとめ、キーセンテンスを見つける作業をしなければなりません。
ここでは、いくつかの「形式段落」を「意味段落」にまとめる方法を紹介していと思います。
①内容でまとめる。
筆者がまとめや結論を述べた後は、話の内容(意味段落)が変わることが多いです。
「形式段落」を「意味段落」にまとめる王道は、やはり文章の内容です。
それが難しい場合は、下記の見分けたかも参考にしてください。
②接続語で判断する。
↓こちらのサイトがわかりやすので参照してください。
https://chugaku-juken.com/paragraph-meaning/
③類義語で判断する。
同じ言葉や類義語が多く出てくる「形式段落」は、同じ「意味段落」にしてください。
④指示語で判断する。
指示語でつながっている「形式段落」は、同じ「意味段落」にしてください。
以上のように「形式段落」を「意味段落」に分け、「段落キーセンテンス」が見つけられたら、要約文を割く関することができます!
次は説明的文章の要約文作成方法です。