コロナ禍、子どもの問題行動への家族療法のとりくみ

明石郁生

明石郁生

テーマ:アダルト・チルドレンという生きる力




コロナ渦において、家族内で長年見ないでおいた「家族関係問題」があらわになっているのかもしれません。お子さんの問題行動、ご夫婦の問題などについてのセッションが増えています。昨年の11月頃からです。

家族療法のアプローチでは、ご相談に来られた方をクライアントさんとして、家族に繰り返されているコミュニケーションパターンや、非言語でただよっている信念、伝統、教義などを読み解いていきます。

通常、家族内に蔓延しているそのような関係性、システムは、意識レベルではまったく気づかれずに、家族のメンバーにじわじわと影響を与えていくものです。

例えば、夫婦の情緒交流に長年の、ズレがあり、そのことを双方が否認していた場合、
子どもたちが身を挺した行動にでることがあります。

子どもたちはお父さんとお母さんが離れてしまう危機、家庭が壊れる危機と取り込み(子どもたちがやる健康的で自然な防衛機構です)を行います。

それらが年代において、クラスでの不仲、先生への暴言、学習の放棄、万引き、ゲームなどへの依存、不登校、閉じこもりなどの症状行動として表面化してきます。

ゆえに、彼らは家族を守ろうとしているのです。

ゆえに、本人に病理を見て、治したり、矯正したりすることではなく、
本人のメタファーを読み取って、大人が受け取ってあげて、本人がその枠割を降ろすことができるようなアプローチをしんぼうづよく行います。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

明石郁生プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

「あなたらしい生き方」をサポートする臨床心理士

明石郁生プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼