大人になっても作動する子ども時代のアプリ
ACカウンセリングの特徴のひとつは、
主訴(クライアントさんがカウンセリングの最初に話される相談内容、症状など)についてのカウンセリングが一段落してから、
私という人は、なんのために生まれてきたのか?を知りたい。また、今後どうやって生きていくか? というような実存的な課題にシフトしていく点にあります。
複雑で過酷な環境を生き延びるために、まとってきた「鎧」(パーソナリティ)が役割を終えて、変化を求めるからです。
自分が評価されることが怖い、ほど、自分自身が大事と思ってしまう、ナルシシズム、自己愛の偏りは、他者の機能のみを求めて、共感を欠いてしまい親密な人間関係に支障が生じてしまうかもしれません。
また、一歩も出れなくなり、引きこもりに耽溺してしまうかもしれません。
そのため、ACカウンセリングでは、そういった行動、人間関係トラブルを
治す、排除する、ような視点ではなく
それらを、精神的な成長の流れとして、受容し、パーソナリティの変容を目指すアプローチをとるものです。
あなたが「問題」なのではないのです。問題とあなたの関係性にアプローチしていきます。