自身の無力さを受け入れて、使う。
複雑性PTSD(過度な期待や干渉、情緒的な無関心、主体の搾取、誤用等)による、
複雑で特徴的なパーソナリティ構造(境界例パーソナリティ、自己愛性パーソナリティなど)の臨床においては、THとの治療関係が継続しない事例が少なくない。
「嵐の期間」のドロップアウトやTH側のバーンアウトを防ぐ治療構造が求められている。
従来、パーソナリティ支障などへの臨床については、主に精神力動的療法を基礎とした個人セッションがが主体であったが、
近年では集団において相互情緒交流、社会関与を目指す集団心理療法のアプローチが成果をあげていることからその検証が求められている。
家族とAC研究室では、AC、複雑性PTSDを対象とした、個人カウンセリングとグループワークの併用を治療構造とした実践を2019年まで10年間続けています。