「どんぶり勘定」は経営のセンサーだった 〜現場の感覚と数字が手を組むとき、経営はしなやかになる(家族経営の経理コーチング⑭)
AIやfreeeなどのクラウド会計によって、経理はずいぶん楽になりました。
通帳やカードの明細は自動で取り込まれ、領収書や請求書もスマートフォンで読み取れるようになっています。
これまで手で入力していた作業が減ることは、小さな会社にとって大きな前進です。
これからの経理は、税理士事務所にすべてを丸投げする時代から、自分の会社で日々の数字を見られる時代へ変わっていくと思います。
決算のためだけの経理ではなく、今月いくら入ったのか、いくら出たのか、いくら残っているのかを、できるだけ早く見る。
いわば、リアルタイム経理です。
ただし、便利になったからこそ注意したいこともあります。
AIやfreeeで帳簿つけが楽になっても、会社のお金の流れが自動で整うわけではありません。
会社のカードで個人的な支払いをしている。
社長個人のカードで会社の支払いをしている。
現金払いの領収書が抜けている。
同じ領収書を二度登録している。
役員立替なのか、役員借入なのかがあいまいになっている。
こうしたことは、小さな会社では珍しくありません。
AIやfreeeが悪いわけではありません。
むしろ、入力作業を減らし、数字を早く見るための便利な道具です。
問題は、その便利さに安心して、数字の確認をしなくなることです。
帳簿はある。
月次の数字も出ている。
決算申告もできる。
でも、実際のお金の流れと合っているか。
会社のお金と社長個人のお金がきちんと分かれているか。
利益が出ているのに、なぜ手元にお金が残らないのか。
ここは、画面だけを見ていても分からないことがあります。
平岡商店のBSCコーチングでは、freeeなどのクラウド会計を活用しながら、会社のお金の流れに違和感がないかを一緒に見ていきます。
AIで記帳を楽にする。
freeeで数字を早く見る。
そして、人の目と対話で、お金の流れを整える。
これからの小さな会社に必要なのは、丸投げの記帳代行ではなく、社長自身が数字を見て、経営判断に使える状態をつくることだと考えています。
詳しくは、自社サイトの記事で整理しました。
▼平岡商店コラム
AIやfreeeに任せるだけでは足りない?会社のお金の流れが整わない本当の理由


