親と自分、税理士のやり方——三つの視点をつなぐ「守破離」 (継ぐ人のための 、数字と向き合う経営ノート:第2回)

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

はじめに

家族経営を継ぐ後継者のために、日繰り・在庫管理・数字の見える化を軸に、
“現場と数字をつなぐ経営”をやさしくお届けします。

親・自分・税理士──三つの視点は衝突ではなく“役割の違い”

後継者にはよく、
「親のやり方」と「自分のやり方」がぶつかる瞬間があります。

そこに加えて、
税理士の判断基準や資料の依頼が入ると、
さらにモヤモヤが増えてしまうことも。

でも、どれかを否定する必要はありません。
三者は、それぞれ違う役割を担当しているだけです。

  • 親は “現場の歴史” の専門家
  • 税理士は “税務と会計” の専門家
  • 後継者は “未来の経営判断” の専門家

視点が違うから、見える景色も違う。
その違いに戸惑うのは自然なことです。

■ 三者をつなぐ「守破離」という考え方

ここで役立つのが、
武道や茶道にある “守破離(しゅはり)” の考え方。

  • 守: 親のやり方の背景を理解する
  • 守: 税理士の判断基準も知っておく
  • 破: freeeで見える化し、自分の視点を重ねる
  • 離: 三つの視点を束ねて、あなた自身の納得解をつくる

この流れが自然にできるようになると、
親・自分・税理士の三者は「対立」ではなく、
“重なり合う関係” に変わります。

三者をつなぐ役目ができるのは、
後継者であるあなただからこそです。

後継者の方へ

いま、あなたの中で“ぶつかっている視点”は何ですか?

  • 親の経験と、自分の考え
  • 税理士の判断と、現場の事情
  • 会社の歴史と、未来の方向性

まずは、
いま心の中でぶつかっている視点を3つだけ
書き出してみてください。

書き出すことで、
どこに違いがあり、どこをつなげばよいかが見えてきます。

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平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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