不妊治療、保険適用の「43歳の壁」見直さず
2022年4月から、人工授精や体外受精・顕微授精などの不妊治療が保険適用となります。
不妊治療に関してはこれまでも体外受精・顕微授精に関しては助成金制度がありましたが、平成28年度以降は43歳以上の方は助成金を受けることができなくなりました。これは、43歳の方が1回あたりの体外受精・顕微授精で出産できる確率が2%(50分の1)という統計がでているからだと思われます。
この数値は年齢とともにさらに低下していきます。
39歳の生産率(赤ちゃんが生きて産まれる率)は10.2%、
40歳は7.7%となり1割を切ってきます。
(統計値は一般社団法人日本生殖医学会の2010より)
このような統計があるため、助成金や公的医療保険の適応には年齢制限があり、できるだけ早い段階で治療が必要だということを知っておく必要があります。
漢方の考えでも、女性は35歳から老化が始まり、生殖機能も低下し始めます。さらに、42歳からは閉経の準備が始まると考えられています。
漢方(中医学)が中国で発展してきたのは、風邪などの感染症対策もありますが、皇帝や貴族の不老不死を追及してきた側面もあり、アンチエイジングの医学といえます。もちろん不老不死を成し遂げることは無理ですが、漢方を使って年齢の割に若くて元気になるということは可能です。
現代医学でも、最近は、抗加齢医学といってアンチエイジングの分野が盛んに研究されており、見た目が若い人ほど健康で長生きだというデータもでています。
美容関係でも、肌は内臓の鏡と言われています。
逆説的にいうと、肌の状態など見た目が若々しいということは、体の内臓の働きが若い=良いということになります(美容整形で無理やり作った美しさ・若さは除外)。
つまり漢方を上手に使って40歳の方が37歳の見た目になれば、内臓の状態も37歳に近い。すると、高度生殖医療など不妊治療1回あたりの生産率は7.7%から14.2%になり赤ちゃんと出逢える可能性が2倍になります。
また、年齢が若くても、妊娠するための体の機能がよく働かなければ、確率は下がってきます。
さつま薬局では、不妊治療で成果がでなかったたくさんのご夫婦が、体づくりに取り組み、妊娠出産されています。
困難な状況でも、妊娠出産が可能になった理由は、漢方で体の内部が整って、自身の生殖機能が上手く機能するようになるからです。
実際に漢方を始められて、「肌の状態がよくなった」「抜け毛・白髪が減った」「髪のツヤ・爪の状態が改善した」という方はたくさんいらっしゃいます。
体づくりは遠回りに思えるかもしれませんが、妊娠出産を可能にするための近道はなく、自身の体の状態や妊娠力を充実させることに向き合ってみて欲しいと思います。
40歳以上の妊娠例⇒コチラ