高プロラクチン血症で顕微授精4回しても不妊状態からの妊娠

2015年3月27日公開 / 2021年2月16日更新

テーマ：妊活・不妊漢方相談

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：漢方薬　効果、漢方薬　妊活、東洋医学

相談者は30代後半　潜在性高プロラクチン血症、AMHが低い（40代前半の数値）
来局前に、タイミング療法、人工授精4回、体外受精1回、顕微授精4回の不妊治療をされています。

漢方による原因分析

○足の冷え、下腹部の冷え、オリモノが少ない、首筋のコリ、脈の状態、基礎体温の安定しない高温期、AMHが低いなどから腎虚
○末端の冷え、生理前の頭痛、肩こり、舌下静脈の軽い腫れ、変動の大きい基礎体温などから瘀血
○睡眠途中で目が覚める、食後の眠気、疲れやすく夕方からツライ、生理量が少ないなどから気血両虚

方針）補腎温陽、活血化瘀、益気養血の漢方で体を整える

改善結果

月一回体調変化に合わせて処方内容を調整しながら、継続して服用していただきました。ご相談者が飲み忘れずに頑張っていただいた結果、10ヶ月目に自然妊娠されました。

一生懸命の方で体調や基礎体温も少しずつ改善されていきました。体外受精でも妊娠できなかった方が自然妊娠できたことに、体づくりの重要性を改めて感じました。これからもご相談者の希望が叶えられるように、漢方の勉強に励もうと思います。

追記：その後元気な女児を出産されました！！

この記事を書いたプロ

独自漢方を使った子宝漢方相談のプロ

田之上晃（さつま薬局）

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