ポジティブシンキングの功罪とは!?
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。
前回のコラムで
心理的安全性の高い組織を作るメリットを
ご紹介させていただきました。
今回は、1対1で
心理的安全性の高い対話を行うコツを
ご紹介していきます。
心理的安全性の高い対話を行うには、
・信頼
・尊重
・対等
この3つがそろう必要があると
考えています。
まず、信頼を担保するためには、
守秘義務を守ることは当然ながら、
相手が真実を語っていることを
信じることが大切です。
「自分に都合よくしゃべっているのでは?」
「もしかしたら嘘をついているかもしれない」
などと、
疑いをもって話を聞くことはNGです。
仮に、あなたから見て、
自分勝手に解釈していると感じたとしても、
それは相手が自分のメガネを通して見ている
真実なのです。
『相手の人にとっての真実』
を語っていると思ってくださいね。
続いて、尊重ですが、
これは心理学者のエーリッヒ・フロムの
言葉を借りると理解しやすいと思います。
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尊重とは、ありのままの姿を見て
その人が唯一無二の存在であることを
知る能力のことである。
その人らしく成長発展していくように
気遣うことである。
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いかがでしょうか?
先ほどの信頼とも関係してきますね。
最後の対等について。
これは実は1番の難関です。
なぜなら、組織の中には
上下関係が存在するため、
職場では対等性を担保しにくいからです。
ただ、可能な限り
対等な関係を作るコツは
いくつかあります。
今回は1つに絞って紹介します。
それは
「ほめない」
ということです。
部下後輩指導においては
「いかにほめて伸ばすか」
が大事だと力説する方もいますが、
僕は真逆です。
「ほめないからこそ
その人らしく成長する」
そう確信しています。
(ちなみに、わが子もほめません)
ほめるという行為には
『上位者が下位者に対する評価』
という側面があります。
つまり、ほめることを通じて
上下関係を刷り込んでいるということです。
ただし、ほめない代わりに
成長や変化を「認める」ことは
お忘れないようにお願いします。
「〇〇にかける時間が短くなったね」
「去年より先回りして仕事ができているね」
などなど。
ほめずに成長を一緒に喜ぶ。
そんな関係になれば
心を開いていろんなことを
話してくれるようになっていきますよ。
ということで、
心理的安全性の高い対話をするために
・信頼
・尊重
・対等
この3つを心がけてみてくださいね!