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山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(やまもとたけし) / コーチ

ポテンシャルビジョン

コラム

一体感を作るために必要なこと

2023年6月15日

テーマ:看護師

コラムカテゴリ:ビジネス

看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。


「組織の一体感を作る」

よく聞くフレーズですが、
この目標を達成できている組織を
僕はほとんど知りません。


確かに、
一体感のある組織やチームは存在します。


しかし、それは
プロスポーツチームとか
有志で集まった少人数の集団です。


職場での一体感はどうでしょうか?
あなたは感じたことありますか?


例えば数百人もいるような
大所帯の看護部でどうやって
一体感を作っていけば良いでしょうか?


結論から言いますと、
かなりハードルが高いです^^;


できないことはないかもしれませんが、
僕の知る限りでは、その術はありません。


ですが、
病棟などのチーム単位なら
かなり高い確率で一体感を作れます。


その方法としては、
僕がいつもおすすめしている

『対話』

です。



話し合いには2種類あって、
それが、対話と議論です。


これらの違いも
何度となくご説明しておりますが、
改めて簡単にお伝えします。


最も違うのは目的です。


議論は結論を出したり、
決着をつけることを目的とします。

多くの会議がそうです。

・どうすれば納得いくシフトが組めるか?
・A案にするか、B案にするか
などなど。


対して、対話は相手を理解したり
違いを認識することを目的とします。

・お互いの働きがいを語り合う
・仕事に対する情熱を語り合う
などなど。


議論は日常的に行われますが、
対話は意図して
その場を作らない限り行われません。


対話の時間をしっかりと作り、
定期的に開催して
お互いのことを理解する時間を
持つことをおすすめします。



一体感というのは
「お互い同じであること」が大事なようで
実は
「お互い違うけれども仲間」という意識が
とても大事なんじゃないかと思うのです。


同じであれば
「私ができるのだから、あなたもできるはず」
「私が我慢しているのだから、あなたもそうすべき」
というように、価値観の押し付けが起こります。

これは一体感ではなく
対立を生みますよね。



でも、違いを認め合えれば
「私は〇〇だけど、あなたは□□」
という感じで、対立は起こりません。

逆に、
それぞれの得意や長所を生かせるように
役割分担が自然とできる可能性だってあります。


自分の得意を活かしながら
みんなに貢献ができると実感すれば
組織やチームへの帰属意識は高まり、
同時に一体感も高まっていきます。



ぜひ、意識して
『対話』の時間を作ってくださいね!

この記事を書いたプロ

山本武史

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山本武史(ポテンシャルビジョン)

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