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山本武史

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山本武史(やまもとたけし) / コーチ

ポテンシャルビジョン

コラム

「あなたは親としての責任を果たしていない」って怒られた話

2021年10月18日

テーマ:教育

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: マインドフルネス児童発達支援子育て悩み相談

おはようございます。
山本です。


だんだん楽しくなってきました^^

そして、英語のヤバいYouTubeチャンネル
見つけちゃいました!



続きは編集後記にて。



さて、今日は…

「あなたは親としての
 責任を果たしていない」

って怒られた
話をしたいと思います。



いやーびっくりしました。


以前ね、だいぶ前ですが、
小学校PTAの会合に出てたんですよ。


当時は副会長をしていて、
学校運営について
話し合う会議だったんですよ。


僕は当時も
アドラー心理学に基づいて
子育てをいていましたので、
公教育の方針とも
他のご家庭の方針とも違うんですよね。




僕はなぜ怒られたかというと、

「わが家ではこどもをほめたりしません。
 もちろん、叱ることもしません。」

って言ったんですね。



そうしたら、あるお母さんから

「ほめも叱りもしないなんて、
 親として何をしているんですか!
 あなたは親としての
 責任を果たしていない」

って怒られちゃいました。



いや、びっくりしましたね^^;


僕が怒られたことよりも、
そのお母さんがこどもとの
関わり方を知らないことに。



ほめたり叱ったりというのは、
こどもとの関わりのごく一部でしかなく、
しかも優先順位としては最下位クラスです。



じゃ、どんな関わり方があり、
何が優先順位のトップに
くるかってことをお話ししますね。



こどもとの関わりで
重要なことランキング
トップ3をご紹介します。


これはあくまで
僕の中でのランキングですからね。


1位、認知。

2位、励まし。

3位、感謝。



ちなみに、
それぞれローマ字で
表記した頭文字を取って

『NHK教育』

と呼んでいます。




認知というのは、
こどものを認めるってことです。


何をかっていうと、
「存在」「考え方」「意見」
「変化や成長」「願い」
などです。


こどものことをきちんと尊重し、
認める姿勢を認知と言います。



励ましというのは、
アドラー心理学では
「勇気づけ」と呼んでいます。


こどもが「できない」って
なっている時は
勇気が足りないことがほとんどです。


失敗を恐れず、
前に向いて挑戦できるように
励まし、勇気づけます。


また、実際に失敗しちゃった時も

「ほら、お父さんの
 言う通りだったろ?」

なんて、
こどもを否定するようなことは言わず、


「次はどうやってやる?」

とか

「もう一回作戦立てようか」

って
前を向けるような声かけをします。



そして、感謝。


これは言わずもがなですよね。


こどもは今ここに
いてくれるだけで
とてもありがたい存在ですよね?



生まれた時なんて
感動しかなかったじゃないですか。

ねぇ。



親の期待に応えるかどうかは
こどもの課題ですし、

まぁでも、ちゃんと育って
目の前に存在してくれているだけで
嬉しいですよね?




そうそう。


僕は、交通事故でお子さんを亡くした
お母さんの話を聞いたことがあります。


朝、学校に登校する途中で
交通事故に遭ったそうです。


最後に交わしたのは

「早くしなさい。遅れるわよ」

だったそうです。




もし…、
最後のお別れになると分かっていたら、
抱きしめていたのにって後悔されていました。



僕は同じような経験をしたくないと思い、
毎日こどもを玄関まで見送り、
ハイタッチをして送り出しています。



ここにいてくれるだけで
感謝しかありません。



ここまでトップ3をお話ししましたが、
他にもあるので、ざっとご紹介しますね。



「質問する」「傾聴する」「見守る」
「談笑する」「ふれあう」「信じる」
「任せる」「頼る」「微笑みかける」
「横に座る」「相談に乗る」
「マッサージをしてあげる」
「一緒に何かをする」などなど、

めちゃくちゃいっぱいありますからね。



ほめたり叱ったりだけが
親としての関わりだと
思ったら大間違いですよ。



あと、
なぜほめたり叱ったりすることが
ダメなのかをお伝えしますね。



その理由は

「操作」

だからです。



僕たち大人だって、
誰かの操作されるのって
嫌ですよね。


こどもだって同じです。

叱るの方はあからさまですが、
ほめるも同じです。


ほめる時には、裏に
「もっと伸ばしてやろう」とか
「もっと良くさせてやろう」などと
いった操作的な意図を持っていますよね?


しかも、その伸びるとか
よくするの方向性は、
親の価値観です。


こどもの意思など関係なく
親の価値観に染めようとしているのです。


これはよく「アメとムチ」と
表現されますが、
アメとムチを使ってできないことを
できるようにさせるのは教育ではなく、
調教ですからね。


動物扱いしているってことですよ。


自分のこどもを
そんなふうに扱うことに
抵抗はないのでしょうか?



また、学校の公教育ではいまだに
「ほめて伸ばす」ということを
やろうとしています。



しかし、
体罰ができないこともあり
「叱って正す」というのは
不人気みたいです。


そして、こどもたちの
自己肯定感を高めるためにも
「ほめる」という話を、
当時の校長先生はされていましたが、
完全に逆効果ですね。



事実、先生たちに

「児童一人につき、
 1日一つ以上ほめる」

というノルマを課していましたが、
学級崩壊が起こりました。


しかも、
複数学年にわたり4〜5クラスほどが。



この現実を受け止めず、
「ほめ方が足りない」なんて
議論をしていましたが、
荒唐無稽もいいところですね。


思わず、言っちゃいました。

「やり方が間違えていることに
 気づいた方が
 いいんじゃないでしょうか?」

って。



そしたら、
今度は元中学校の校長先生から

「教育の専門家に向かって
 なんてことを言うんだ」

みたいに言われてしまいました。



でもね。

その学級崩壊の原因を
作っているとみなされている
こどもたちの話を聞いたんですよ。


実はうちの子もそっちのいわゆる
「悪ガキグループ」だったので。



そしたら、
ちゃんと話してくれました。


「先生たちは、
 オレたちが言うことを聞かないから、
 そうやって甘いこと
 言ってきてるだけだろ?嫌味だよ。」

って。



こどもたちは知っているんですよ。


ほめるって行為の背景に
「操作」があることを。



その子たちは、うちに遊びにきて
どんな感じだったかって言うと、

ちゃんと「お邪魔します」って
元気に入ってきて、

「おい、靴くらい揃えろよ」
って言ったら

「ごめん!おっちゃん。今やる」
って素直に反応してくれるし、

帰るときにも
「お邪魔しました。
 おっちゃんありがと」って
礼儀正しく出ていきます。


学校の様子も、
先生への不満もちゃんと話してくれて、
とってもまっすぐ育ってるなって感じました。



僕たち大人の目が曇ると、
また、視野が狭くなると、
こどもの本当の姿を見失います。


これはとても悲しいことです。


ちゃんとまっすぐ
こどもを見つめましょうね。


そして、操作ではなく、
いい関係を築いていきましょうね。



ってことで
今日はここまでです。






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【編集後記】

先日から取り組み始めた英語学習。

単語帳と文法本を手元に置いて
本格的に学習開始しました。

1日数ページずつの牛歩ですが、
満足感はありますね。

そして、YouTubeで
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山本武史

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