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山本武史

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コラム

【WLBコラム】敵意はブーメランのように戻ってくるって話

2021年5月25日

テーマ:自己啓発

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 働き方改革マインドフルネスアンガーマネジメント

おはようございます。山本です。





今日は

「敵意はブーメランのように戻ってくる」

って話をしようと思います。



あなたには
大嫌いな人がいますか?



会うだけで嫌気がさし、ムカムカし、
同じ部屋の空気を吸うことすら無理!
って思うような。


その人と、
どのように接していますか?




ちなみに、
僕はここ5年くらい嫌いな人が
気にならなくなってきました。




もちろん、
いるにはいるのですが、
関わり方、接し方を工夫したら、
気にならなくなってきたんですよね。


その話はまた後にするとして、
敵意はブーメランのように戻ってくる
って話をしましょう。





確か…、
デール・カーネギーの
『人を動かす』に出ていた言葉だと
記憶していますが、
間違っていたらごめんなさい。



人は、誰かに何かをされたら、
そのされたことと同じようなことを
お返ししなきゃって心理になることを

『返報性の原理』とか
『返報性の法則』と

言ったりするんですね。





例えば、
SNSでフォローしてくれて、
いいねやコメントをくれた人には、
同じようにフォローして
いいねやコメントを
書き込みにいくのもそうですし、

誕生日プレゼントをくれた友達に、
その友達の誕生日が来たら
プレゼントを渡すのも同じです。




恩返しと言われる行為も
同じ心理です。




でも、逆もあるんですよ。




不愉快な思いをさせられたら、
不愉快な思いをさせてやろうって
心理になるんですね。



僕は見ていませんが、
妻が大好きで見ていた
ドラマがあります。


「やられたらやり返す。
 ◯倍返しだ」


みたいなセリフが
有名なドラマです。




恥をかかされたり、
馬鹿にされたり、
嫉妬させられたと思ったら、

その相手にも
同じ目に合わせてやらなきゃ
気が済まないって
心理になっちゃうんですよね。





返報性の原理って
こういうことなんです。



つまり、自分が相手にしたことが
ブーメランのように
戻ってきちゃうんですよね。



周りの人から
憎まれたいって思っている人は、
どんどん他者を
傷つけていけばいいですよ。




でも、もし、
周りから優しくされたいとか、
周りの人と支え合える関係を
築いていきたいって思っているならば、

まず自分から他者に優しくする、
他者を支えるってことを
していかなきゃいけません。




だって、ブーメランのように
返ってきちゃいますから。




どうせ返ってくるって
わかっているんだったら、
いい行いをした方がいいですよね。



悪口、陰口を叩くより、
良いところを認める方が良いですよね。



悪口、陰口を言えば、
他の誰かに言われているでしょうし、
良いところを認めていけば、
良いところを見てもらえるでしょう。





心理学者アドラーは
人生の目標の一つに
これを掲げています。



「人々は私の仲間である
 という意識を持て」と。




周りを敵だとみなすと、
自分を守るために敵の短所や
欠点を攻撃したくなります。



攻撃すれば、
それがブーメランのように戻ってきて、
今度は自分が傷つけられます。




しかし、仲間だとみなして、
困った相手に手を差し伸べれば、
その相手から、
あるいは回り回って他の人から、
あなたが困った時に
手を差し伸べられるでしょう。





周りは敵だらけだと思って、
いつもしかめっつらで
睨みつけていれば、
周りの人もあなたを
警戒して睨みつけてくるでしょう。





逆に、仲間だとみなし、
誰にでも笑顔で接していれば、
誰からも笑顔で接してもらえるでしょう。




あなたの他者に対する行いは、
ブーメランのように
戻っきちゃうんです。




もうちょっと言いますね。


相手の至らないところを、
善意であろうとなんであろうと、
指摘して矯正しようとすれば、
その相手はあなたの
至らないところを指摘して
矯正しようとしてくるでしょう。




逆にあなたが
相手の至らないところを見つけても

「それも個性だね」とか
「これから良くなるよ」って

大きな心で認めてあげていれば、
あなたの至らないところが
あったとしても

「そこも含めてあなただよね」って、

あなた全体を
認めてもらえるでしょう。




全部、
ブーメランのように
返ってきちゃうんです。





実は、
あなたが大嫌いな人というのは、
あなたがその人を

『好きにならないでおこう』

と決心した結果なんです。



これもアドラー心理学を
学べば理解できます。


アドラーの言う『目的論』で
解釈すれば一発です。



詳しい話は割愛しますが、

『好きにならないでおこう』

という目的に沿って

「気に食わないところ」

を見つけ出しているんです。




時々ありますよね?

初対面では
絶対に合わないって
思った人だったのに、
1年後には無二の親友と
呼べる存在になっていたってこと。



相手は何も変わっていません。

いや…、
多少は変化しているでしょうが、
大きく変わったのは
あなたの相手に対する目的なんです。




その結果、
「気に食わないところ」から
「気にいるところ」が
たくさん見えるようになっただけです。




相手の性格的特徴云々よりも、
自分の見方の方が
大きく影響するのです。




なので、
他者と出会った時には、
「信頼関係を築く」って目的を定めて、
信頼できるところを認めていきましょう。




そうすれば、相手も
あなたの「信頼できるところ」を
探してくれると思いますよ。



ただし、
絶対ではありません。



人の心は移ろいやすいですし、
相手の心をこちらが
コントロールすることなど
できませんから。



相手を変えるために、
自分の見方を変えるという
発想はよしてくださいね。




と言うことで、今日は

『敵意はブーメランのように戻ってくる』

って話をさせていただきました。


おしまい。

この記事を書いたプロ

山本武史

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山本武史(ポテンシャルビジョン)

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