【WLBコラム】働き方改革を必ず成功させる方法
こんにちは。山本です。
ここ最近、
やっと研修の仕事が増えてきました。
コロナ禍で、人が集まることが制限され、
移動などのリスクも避ける傾向があり、
多くの集合研修は中止もしくは延期とされていました。
それが、ここに来て少しですが、
実施される件数が増えてきたのです。
その背景となっているのが、
感染に気を使うことによる精神的な疲れや
ソーシャルディスタンスから来る対人関係のストレスなどが
影響しているのではないかと感じています。
つまり、現実と少し距離を取り、
仲間とともに、考え、語り合い、
今後に明るい兆しを見出すってことに
意識が向いてきたのではないかと思うのです。
ですので、どの企業の研修にお邪魔しても、
意見交換や真剣に考えるワークでは、
みなさん嬉々として取り組んでくれています。
特に、最近多いのが
『壁を乗り越える』というテーマや
『主体性を発揮する』といったテーマです。
要するに、仕事に前向きに向き合い、
やりがいや充実感を見出そうという内容です。
仕事をしていれば、
壁に突き当たることもありますし、
主体的に取り組まざるを得ません。
そのヒントを見つけながら、
仲間とチームワークを高めたり、
前向きになるための話し合いが
必要になっているのでしょう。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
ここからが本題です。
『仕事をおもしろくするコツ』
結論から言うと
『主体性を発揮すること』です。
主体的に働くことで
仕事を前向きに捉え、おもしろみが見つかるってことです。
ところで、『主体的』の意味ってご存知ですか?
よく似た言葉で『自主的』という言葉もあります。
もしかしたら、同じ意味で使っているかもしれません。
しかし、漢字が違うのでもちろん意味も異なります。
簡単に説明すると、
自主的とは、
決められたやるべきことに対して
率先して取り組む態度をいい、
主体的とは、
自ら考えたやるべきことを
率先して行う態度のこと言います。
つまり、自主的に働くとは言えど、
指示者や依頼者がいるのです。
もう一つ付け加えると、
主体的の反対は『反応的』です。
言われたことにだけ反応する
というような意味で捉えていただいて結構です。
つまり『指示待ち』ってことですね。
指示待ちの状態になると、
「言われたことしかしない」
「言われるまでしない」
となってしまいます。
こうなると、仕事を楽しむなんて無理ですね。
そして、注意していただきたいのは、
自主的に働いているつもりが、
いつの間にか反応的になっている可能性があることです。
先ほど、書いたように
自主的に働くとは言え、
必ず指示者や依頼者が存在します。
積極的に動けているうちはいいですが、
指示されたり、依頼されないと動けないようでは、
結局は、反応的な働き方になってしまい、
自分で自分の仕事のおもしろみをなくしてしまいます。
では、主体的に働くには
どうすれば良いのでしょうか?
それは、目的を持つことです。
そして、その目的を果たすために
目標と手段を設定することです。
この3つ、『目的』『目標』『手段』は
よく混同してしまう人もいますので要注意です。
また、どれか一つだけでも不十分です。
というか、余計にやるべきことを見失ってしまいます。
なので、きちんと3つとも設定してくださいね。
この3つの関係性をわかりやすく図にまとめたので
ご紹介します↓
このように目的も目標にもレベル感があり、
それぞれのステップに応じたサイズがあります。
最も重要で真っ先に設定するべきは
最上段の『最上位目的』です。
この最上位目的を設定してから
順にブレイクダウンしていく形で
目標と手段を設定してくださいね。
この最上位目的をきちんと設定できると、
「そのためには、これが必要だ」などと
目的を果たすために必要なことが見えてきますので、
自ずと主体的に考えられるのです。
自分で考えて決めたことというのは、
率先して行えるし、
何よりおもしろみややりがいも感じますよね。
ゲームだって、スポーツや音楽だって、
誰かに勧められて仕方なしに始めるとの、
自分の興味に沿って始めるのとでは、違いますよね?
自分の興味関心のあることには
自然と没頭できるものです。
ということで、
今回は仕事をおもしろくするコツについて
ご紹介しました。
ぜひ主体的に取り組むクセを作ってくださいね!
主体性について音声で解説しています(stand.fm)↓
https://stand.fm/episodes/5f7022cf18e90946b73e2208