《抗ガン剤治療中に注意すべき事》
口内炎は余分な熱
忘年会シーズンになると増えてくるのが口内炎に関する相談です。
原因は暴飲暴食による余分な熱が胃に溜まる為です。
胃熱と呼ばれる中医学理論の1つで、暴飲暴食により胃がオーバーヒートしたような状態です。
辛い物や味の濃い物、脂っこいものなどを食べ過ぎてしまうと胃が疲れて機能しなくなります。
そうすると胃腸に炎症などが起こりやすくなり胃炎や胃潰瘍などになりやすくなり、その延長線上に口内炎があります。
胃熱体質は口内炎の他に歯周病や口臭、よく喉が渇くなどの症状が出る方もいます。
舌を見た際に舌が赤く黄色い苔などが付いていれば胃熱体質の可能性があります。
熱を冷ます漢方
胃熱のような体に余分な熱がある場合は熱を冷ます漢方薬を使用します。
胃熱で代表的な漢方薬は白虎加人参湯や黄連解毒湯などがあります。
特にお酒をよく飲まれる方は黄連解毒湯の方が合う場合が多いです。
また、大きな原因は暴飲暴食です。
基本は胃腸を休めて食べた物を消化し胃を休め回復させる事です。
消化を助け胃を休めるために山査子(サンザシ)などの生薬を併せる事も良いかと思います。
子供の過食による口内炎などには山査子の方が服用しやすいです。
口内炎は暴飲暴食だけでなく胃腸の弱い体質やストレスなどでなる体質の方もいます。
気になる方はご相談ください。