《抗ガン剤治療中に注意すべき事》
微熱と疲労倦怠感が続く
「37度以上の微熱が続いて疲れが取れないなどの疲労倦怠感が続くのに病院では病気ではないと言われた。」
こういったご相談をちょくちょく受けます。
こういった体質は中医学で言う五臓の『脾(ひ)』が長期にわたり弱っていたことが起因します。
脾は胃腸の消化吸収機能を指す臓腑でストレスや食生活の乱れなどで弱ります。
この脾の機能が長期にわたり低下していると食べ物からエネルギー源がである気が作りにくくなります。
気の不足はエネルギー不足なのでしんどいなどの疲労倦怠感の原因になります。
さらには気の不足により脾もエネルギー不足で機能が低下し食欲不振などになります。
この悪循環になるとなかなか抜け出すのは難しくなります。
また、気の不足は体温調節機能にも支障をきたします。
気の不足により体の熱をうまくコントロールできなくなり微熱になります。
人によっては疲れると熱が髙くなったりする方もいます。
こういった経緯で微熱と疲労倦怠感が続く体質の方は胃腸の弱りが起因します。
脾を立て直す『健脾散』
上に書いたような消化吸収機能である脾の弱りを建て直すのが健脾散(ケンピサン)です。
弱った脾を建て直し食事をしっかりと消化吸収できるようにしてくれます。
よく下痢をするお腹の弱い体質の方にもお勧めです。