漢方で見る歯茎が黒い体質
キレ食いドカ食い
最近、キレ食いやドカ食いという言葉をよく耳にします。
キレ食いやドカ食いは反動で食欲が爆発してしまい過食に至るものです。
原因はダイエットなどなどによる抑圧や仕事や勉強などのストレスによる反動が多いようです。
キレ食いやドカ食いは肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症などのおそれがあります。
さらには睡眠の質の低下による不眠症やうつ病などのメンタルヘルスへの影響も大きくなるので甘く見てはいけません。
中医学で見るキレ食いやドカ食い
中医学的な見方をすればキレ食いやドカ食いで心配なのは胃腸への負担です。
脂っこい物、味の濃い物、甘い物などの過食は胃に負担をかけるだけではなく胃の暴走を招きます。
この胃の暴走は胃熱とも呼ばれ、食べても食べてもまた食べたくなったり、食後にお腹が空いたような感覚がしたりします。
本来はもう限界で食べれないはずの胃が暴走してまた食べてしまうので更に胃に負担がかかり様々な病気になる恐れがあります。
人によっては肌荒れやアトピー性皮膚炎のような症状が出る方もいます。
以下のような症状があれば胃熱かもしれません。
- 胸やけ
- 胃酸がこみ上げる
- 口臭がする
- 便秘
- 口内炎ができやすい
- 歯茎の腫れや出血
キレ食いやドカ食いと漢方薬
キレ食いやドカ食いで胃熱がある場合は胃をクールダウンしてあげる事が大切です。
胃熱には清熱解毒薬と呼ばれる黄連解毒湯や清営顆粒などの漢方薬がよく使われます。
ストレスなどのメンタルヘルスが影響する場合は少し気の流れを整えるものを足す事もあります。
また、キレ食いやドカ食いをしてしまった際は晶三仙などで消化を助けてあげるのも良いです。
食養生ではトマトやキュウリなどで胃をクールダウンするのも良いです。
キレ食いやドカ食いによる胃熱は万病のもとです。
放置せずに早めに改善しましょう。