コラム
作業管理、労働衛生教育
2013年8月16日
「作業」を管理している「作業管理」は、作業を通じて作業自身の管理状況を観察する。
つまり、
「健康管理」 が作業者の身体の「内」、
「作業環境管理」 が作業者の「外」をみているとすれば、
「作業管理」 は作業者自身の管理であると言える。
具体的には、
局所排気装置(局排)のない場所では有機溶剤による洗浄を行わない等の適正な作業方法を
意識した行動、必要な保護具の着用、身体に負荷をかけない作業姿勢を守るなどが
重要巡視課題としてあげられる。さらに、作業が作業者自身の筋負担をかけていないかに
注意する必要がある。作業姿勢に無理はないか、作業速度は適切かなどを観察する。
「労働衛生教育」としては、作業現場は非常に効率的な教育の現場である。とくに、作業者に
対して、正しい知識を提供し、正しい作業方法がとれるように指導するには、現場が最も適して
いる。職場巡視の際に現場で作業者に声をかけて指導するのも効果的な指導方法の一つであるが、
作業者の業務を邪魔しないような配慮も必要である。
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