複利運用について
2022年の制度改正として気になる点として…
年金受給制度が4月1日から70歳まで繰り下げできたものが、75歳までに変更になります。
やはり人生100年時代と言われる時代になったことを実感してきます。
75歳まで繰り下げると受け取り額は、84%増額されることになります。
年金受取金額100万円が184万円になることになります。
しかし、ここで気になることは…
何歳まで生きると実質受取額が増えるのか? ということでしょう。
単純計算ですが、65歳から受け取り始める場合と比較して70歳開始では、81歳10か月で損益分岐点と言われていました。
では75歳で単純計算してみると、86歳10か月と言われています。
もちろん、税金がかかる場合や介護保険料などもありますので一概には言えません。
しかし、長い老後に対して備える意味では繰り下げも有効ではないか。
元気に働ける間は働いて、働けなくなった時にこそ年金で備える。
その様な生活スタイルがこれから求められることになりそうです。
今後、日本でもインフレが進み、生活を圧迫する時代が来ないとも限りません。
自分が幾つまで生きることができるか? 誰もわからないものですが、もし自身が繰り下げられる状況であれば、長い将来に備え考えてみるのも良いのではないでしょうか。