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仮定法は英文ビジネスメールにこんなに使える!

2014年9月1日 公開 / 2017年11月26日更新

テーマ:ビジネス英語のための英文法

コラムカテゴリ:ビジネス

仮定法は、日常会話にもビジネスメールにも、とてもよく使います。「みんなが苦手な仮定法」で、仮定法のいろいろなパターンを復習しましたね。実践に移りましょう。「もし~だったら、~なのに」という不満を表したり、「~しなかったら、~にならなかったのに」と後悔を表したり、あるいは「~だったらいいのですが」と遺憾の念を表すこともできます。

丁寧な依頼に使う

We would appreciate it if you could ......
「~していただけるとありがたいです」という表現ですが、これは頻繁に使います。 "Please....." や、"Could you...?"よりもフォーマルでへりくだった感じが出るからです。顧客への依頼などや、難しいことを依頼する場合にはこれを使うとよいでしょう。

Ex. 1 We would appreciate it if you could send us the data by tomorrow.
「これを明日までに送っていただけるとありがたいです」

Ex.2 We would appreciate it if you could clarify what the current issues are.
「現時点の問題点を明確にしていただければ、ありがたいです」

不満を表すのに使う

[仮定法過去のパターン ]
if + 過去形、 would / could で現在の事実と違うことを仮定する
Ex. 1 If we had moroe employees, we wouldn't have to work so much.
「社員がもっといれば、こんなに働かなくてすむのに」

Ex. 2 If I had more time, I would take a business English course.
「もっと時間があれば、ビジネス英語の講座を受けるんだけど」

Ex. 3 If we had fewer meetings, we would work more efficiently.
「会議がもっと少なければ、仕事の効率がもっとよくなるのに」

[仮定法過去完了のパターン]
if +過去完了形(had+過去分詞) 、 would / could +現在完了形 (have+過去分詞) で過去の事実と違うことを仮定する
Ex. 1 If you had told me about it before the meeting, I would have handled it.
「会議の前にそのことを言ってくれていたら、対処したのに」

Ex. 2 We could have done a lot more if we had had more budget last year.
「去年もっと予算があったら、もっとたくさんのことが出来ていただろうに」

後悔を表す

[仮定法過去完了のパターン]
Ex. 1 If we had planned more carefully, we wouldn't have failed.
「もっと注意深く計画を立てていれば、失敗することもなかったのに」

Ex. 2 If I had known it was due on Monday, I would have started the project earlier.
「もし期限が月曜までだと知っていたら、あの企画をもっと早く始めたのに」

[混合のパターン]
仮定法過去完了と仮定法過去を混ぜて使う
Ex. 1 If I had accepted the offer from XY Corp, I wouldn't be here now.
「もしXY商事からのオファーを受けていたら、今頃ここにはいないのになあ」

Ex. 2 If we had sent Jiro instead of Bob to Singapore last year, he would be doing much better.
「もしボブではなくジローを先月シンガポールに派遣していたら、彼ならもっとうまくやっているだろうに」

遺憾の念を表す

[ I wish のパターン]
単に事実を述べるよりも、「そうでなくてすみません」という意味が加わるので、丁寧な表現になります。
I / We wish + 過去形または過去完了形「~ならいいのですが」 ( )内は、本音を表します

Ex. 1 We wish we could offer you a better price. (but unfortunately this price is not negotiable.)
「もっとお値引きできればいいのですが」(残念ながら、この価格は値下げできません)

Ex. 2 We wish we had a greater selection of options for you. (but unfortunately these two are all we have.)
「もっとたくさんの中からお選びいただければよいのですが」(残念ながら、この2つしかありません)

Ex. 3 We wish you had contacted us sooner. (but you haven't contacted us until this morning and it's too late.)
「もう少し早くご連絡をいただいていればよかったのですが」(今朝まで連絡をいただかなかったので、遅すぎました)

いかがでしょう?いろいろな状況で使える仮定法を、是非マスターしてください!
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この記事を書いたプロ

グレン・ブラウン

ビジネス英語研修のプロ

グレン・ブラウン(神戸ビジネススクール)

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