みんなが苦手な仮定法3~ビジネス英語のための英文法

グレン・ブラウン

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テーマ:ビジネス英語のための英文法

第2回の復習と練習問題の解答

前回では、仮定法過去について説明しました。http://mbp-japan.com/hyogo/kobebs/column/46357/

練習問題の解説をしながら、復習しましょう。
if の部分も、そうでない部分も、共通するポイントは、1 時制は一つ古くする (現在は過去に) 2 意味は反対にする でしたね。

1  I won't invite Ken because I don't like him. 「ケンを好きではないので、招待しないよ」
   Step1 won't ⇒ would
   Step 2 don't like ⇒ liked
I would invite Ken if I liked him. 「もしケンを好きなら、招待するけどね」

2  She doesn't know his phone number, so she can't call him. 「電話番号を知らないので、彼女は彼に電話できない」
   Step 1 doesn't know ⇒ knew
Step 2 can't ⇒ could
If she knew his phone number, she could call him. 「彼の電話番号を知っていたら、彼女は電話できるのに」

3  He works too hard so he is always tired. 「彼は働きすぎなので、いつも疲れている」
   Step 1 works ⇒ didn't work
Step 2 is ⇒ wouldn't be
If he didn't work too hard, he wouldn't be always tired. 「働きすぎなければ、彼はいつも疲れてはいないのに」

仮定法過去完了

それでは、過去の事実が既にある場合はどうなるでしょう。日本語でまず考えてみます。
「無礼なことを言ってしまって、部長を怒らせた」 これを仮定法にすると、「無礼なことを言わなければ、部長を怒らせる事もなかったのに」となりますね。まず事実を英語にしてみましょう。

I said some rude things to the manager and I made him angry.
上と同じように考えますが、過去の時制は過去完了(had + 過去分詞)に、 would / could の部分は、 後ろに完了形 (have +過去分詞)をつけます。そして意味を反対にします。

  Step1 said ⇒ hadn't said
  Step 2 made ⇒ wouldn't have made

If I hadn't said any rude things to the manager, I wouldn't have made him angry.

次回は、実は一番よく使われる、仮定法過去完了と仮定法過去の混合型についてご説明します。お楽しみに!

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