デイビッド・セイン著「日本人のちょっとヘンな英語」について考える~その2
弊社の「ビジネスコミュニケーションに本当に役立つ英語」が、6月6日にアマゾンより刊行となりました。プリント・オンデマンドでの販売で、書店には並ばないので、通常とは違う販売形態になっています。そこでプロモーションの手段として出版社から勧められたのが、ソーシャルリーディングサービス「ブクペ」です。
皆さんはご存知でしょうか。私は知らなかったのですが、2011年に公開されたこのブクペは、現在では月間ユニークユーザー数20万人超、数十万PVの国内最大級ビジネスモデルとして、今IT業界で注目を集めています。
ブクペは、ビジネス書を中心に、読書好きなユーザーが読んだ本の内容や感想を伝えるサイトです。本の要約(まとめ、とブクペでは呼んでいます)を載せるのですが、アカウントを作ればだれでも無料で使用できます。言ってみれば、アマゾンのカスタマーレビューのようなものですが、違う点は、本の感想を別にして1500字まで掲載できるので、目次・著者まえがき・本文抜粋など、詳細な本の紹介ができることです。この「まとめ」は、ユーザーだけでなく、著者や出版社も自身の本について書くことができます。その場合は、「著者まとめ」や「出版社まとめ」のロゴが入ります。
まとめの下には、アマゾンのサイトへのリンクが貼られており、興味を持った人は、そこから購入することができます。そのリンクから本が売れると、まとめ作成者にアフィリエイト収入の何割かが還元される、インセンティブ制度があります。人気のまとめ作成者だと200ほどのまとめリストがあり、1冊あたりの閲覧数が1万件を超えていたりします。
これについては、「著作権やネタバレの問題があるのでは」「『まとめ』を読めば、買う必要がなくなる」といった否定的な意見もあるようです。代表の鳥羽悠史氏は 「ブクペ経由で本が200冊や300冊売れることもあるので、著者や出版社とは仲良くさせてもらっている。そればかりか、著者や出版社からまとめを提供してもらうこともある。今は著者や出版社自体がメディア力を持っていないと本が売れない時代なので、まとめを容認してもらっている部分や、むしろ歓迎されている感じすらある」と語っています。
そういったことを調べ、直接鳥羽氏とメールのやりとりをした上で、私(副校長)も、著者まとめを載せました。アマゾンのレビューと違って、単なる好き嫌いの主観を入れるのではなく要点をまとめるので、具体的な解説を書くことができました。これなら、冷やかしやサクラの類の偽レビューは不可能だと思います。1500字もまとめを書くのですから、実際に本を読まないと無理ですし、半端な気持ちでは書く事ができません。これをきっかけに、他のビジネス書(特に英語関連)のまとめも書こうと思っているのですが、なかなか大変です。小学校の夏休みの宿題だった読書感想文を思い出し、締め切りがないとやっぱり書かないよな~(笑)と言い訳している次第です。
弊社の本のまとめについては、こちらからどうぞ。
http://bukupe.com/summary/12301
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