「我が社の英語教育を何とかしたい」とお考えの人事担当者・経営者の方へ 2
6月も半ばとなりました。どの会社でも新入社員の方々が研修を終えて、業務につかれていることと思います。この「新人研修」、近年は各社ともいっそう工夫を凝らしているようです。そこで、最近5年以内に実施されたユニークな研修を、インターネットから拾ってみました。
●「竹とんぼ合宿」TDK
「竹とんぼ」をただ作るだけではありません。「3.5秒の滞空時間を持つ」という条件をクリアできる品質の竹とんぼを、期限内に設計・製作し、販売するという課題に、新人が3人一組となって挑みます。材料も自分達で宿泊先(群馬県)の近辺で調達、チームごとで売り上げを競います。企画書作成、原価計算、製品開発と、メーカーならではの「ものづくり」を実体験するための研修です。
●「ハイテク研修」カネカ
最新テクノロジーを駆使する研修ではありません。「はいつくばってテクテク歩く」研修です。
淡路島で、山道・海岸合計15キロのコースを3時間以内に、チェックポイントを全てクリアしながら歩くというものです。渡されるのは、地図と定規とたこ糸だけ。
前日の作戦会議でチームに分かれ、距離や場所を割り出し、各チェックポイントをいかに効率よく通過するかを協議します。
●「1ヶ月語学留学研修」クボタ
現地法人がある米国、中国、タイの3カ国で、別々にホームステイしながら語学学校に通います。費用は全額会社が負担。新入社員は帰国後、英語のレポートを提出するとともに、TOEICを受験し、研修前と比べて100~150点アップすることが要求されます。
●「ガム取り研修」ロッテ
これは、道路に吐き捨てられて固まったガムを、手作業で剥がし取るというものです。午前9時ごろから1時間、総勢100人ほどの新入社員が、銀座周辺で行います。揃いのスタッフジャンパーを羽織り、専用の道具を駆使して、どんどん剥がしていきます。ガムを売るということは、こうした迷惑行為につながる可能性もあることを認識する。更に、通行人にガムの吐き捨て防止マナーを訴えることで、新入社員たちに自社製品と社会とのつながりを実感させる目的だそうです。
その他、本当にいろいろな研修があるのですね!例を挙げてみます。
●「お遍路研修」四国88か所の札所を巡礼する
●「ミュージック・パフォーマンス研修」アメリカのNPOが企画した歌とダンスのショーを体験
●「自衛隊入隊体験」 2泊3日、自衛隊員と同じ生活
●「ほめまくり研修」 初対面の男女がペアになり、互いをひたすらほめあう
● 海に向かって接客用語を叫ぶ
● 社歌の指導
● 日経新聞の読み方
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