デイビッド・セイン著「日本人のちょっとヘンな英語」について考える~その2
「このコラムが本になります」という告知を先日、させていただきました。ただ今、校正待ちの段階で、3月下旬刊行を予定していますので、どうぞお楽しみに。
出版の形式としては、アマゾンのプリントオンデマンド(POD)となります。このPODについては以下のアマゾンのサイトからアクセスできるのですが、今日はさらに詳しくPODをご説明したいと思います。
http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=2229003051
上記のアマゾン「プリントオンデマンド」の頁には次のように書いてあります。
「オンデマンド印刷技術により、お客様の注文に応じて1冊からでも迅速に印刷し、出荷します
このプログラムが適用された書籍は常に出荷可能な「在庫あり」の状態になります」
続いて出版社と著者のメリットとして、次の三点を挙げています。
• 絶版本や希少本、特注本、外国語や大活字版など、従来は比較的コストがかかっていた商品でも、国内のお客様に低コストで提供できるようになります
• 大量の部数を印刷するリスクと、在庫を保管する費用を軽減できます
• 海外の出版物を、日本への輸送費、日本での在庫を保管する費用などを軽減して、日本にて販売することができます
• 日本の出版物を流通コストを軽減して、海外にて販売することができます
つまり、アマゾンがデータを所有し、注文に応じて印刷・発送する仕組みです。アメリカのアマゾンでは個人の著者でも利用できますが、日本では現時点では、出版社を通じてしか利用できません。これはアマゾンのサイトにそうはっきりと明記されてはいませんが、次のように書いてあります。
「プリント・オン・デマンド(POD)」プログラムは出版社を通じてご登録いただくサービスです。参加を希望される場合は、出版社のご担当者にお問い合わせください。」
本家のAmazon.comではCreateSpace.comというサイトを利用してIndependent Publishing (個人出版)が簡単にできるようになっています。そこには、無料のツールを使って簡単に出版ができ、原稿データ提出から数日で出版できる、と書いてあります。アマゾンを通じて世界中の読者にアクセスでき、自分で設定した価格の最大80%までの印税を受け取る事ができるという夢のような話です!
With your FREE CreateSpace membership, you get:
Access to FREE online tools to help you publish faster and easier
Free digital proofing to view your book's cover and interior online, anytime
Wide distribution of your book in the U.S. and Europe
Easy tools to help create a Kindle eBook at no extra cost
Industry-leading royalty rates
World-class member support 24/7
つまり、CreateSpaceの無料会員になり、メールアドレスとパスワード、国籍、本のジャンルを入力するだけで始められるようです。追加料金なしで電子書籍(Kindle)にもできるとのこと。
日本のものとは随分と様子が違います。そのあたりの比較事情は、また次回にお伝えする事にします。