列車にお辞儀する日本人~神戸ビジネススクールの人気コラムシリーズ
7月2日付けの東京発ロイター通信に、次のような記事があります。
英文http://uk.reuters.com/article/2013/07/02/fastretailing-sales-idUKT9N0EO00220130702
Fast Retailing's Uniqlo June sales beat forecasts
Japanese clothing brand Uniqlo, owned by Fast Retailing Co Ltd, beat analyst expectations on Tuesday and posted a 20.5 percent year-on-year rise in domestic same-store sales in June as warm weather and a stronger economy encouraged shoppers.
日本文 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0F81AX20130702
ファーストリテイリング は2日、6月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年比20.5%増になったと発表した。天候に恵まれたことで夏物が好調に推移。2カ月連続のプラスで、今年3月の23.1%以来の高い伸びとなった。
更に英語版では次のような文章が続きます。
Uniqlo is seen as a bellwether of consumer appetite in Japan and the jump in June sales was the second-largest this year, after March's leap of 23.1 percent.
ここで使われている"bellwether"とは、「首に鈴をつけた群れの先頭の雄羊」が原意ですが、転じて動向を表す人やもの、つまり指標"index"の意味です。4月30日付のブルームバーグには「今や国民的カジュアルウエアの代名詞になったユニクロは、日本株市場でも代表的指数の1つ、日経平均株価 のリード役として存在感を増している。」と書いてあります。
冬物ヒートテックの次は、高温多湿の東南アジア向けエアリズム。どちらも機能性肌着ですが、エアリズムは東レと共同開発した今年の夏のユニクロ主力商品です。「戦略的パートナーシップ」を結び、「世界に類例のない新しいビジネスモデル」として「4,000億円規模の取り組み」をしていくというユニクロと東レの5カ年計画は、日本経済の牽引力となれるでしょうか。次にあるように、天候次第かもしれません。
"Any way you slice it, weather determines 50 percent of Uniqlo sales. An extra Sunday in June would have boosted sales units because of its weekend discounts," said consumer analyst Dairo Murata at JPMorgan in Tokyo, who had expected a 12 to 16 percent increase in June sales.
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLR4MS0UQVI901.html
しかし日本の夏が今後涼しくなることはあまりなさそうですから、エアリズムは大いに売れる気がします。かく言う私も、すでに色違いで4枚も買ってしまいました。サラサラで気持ちよく、すぐに乾くので重宝しています。まだ本格的な暑さは始まっていませんから、この先まだ何枚か買うかもしれません。こうして私も、日本経済回復に一役買うのかも?
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