会議はアコーディオン-結果を出す会議のための5つの方法
現在の私の受講生の中に、いわゆる「英語ペラペラ」のビジネスマンが二人おられます。確かにかなり流暢な英語を話しますし、英文を読むのも聞き取るのも何の問題もなく、TOEICスコアも高いのです。二人ともグローバル企業に勤務し、上司は英語を母語とする外国人です。上司が日本語を話せないので、日常業務ではずっと英語です。また、定期的に海外に出張し、アジアの他国の人たちと英語で仕事をこなしています。
ですから、初対面のとき私は「なぜこの人たちがビジネス英語のレッスンを受ける必要があるのだろう」と疑問に思いました。ほとんどの場合、こういう方たちは「もっと自分の英語のレベルを上げなくてはいけない」と答えます。一体それはどういう意味なのでしょうか。
「上達したい」何のために?彼らの英語レベルは、外資系企業に勤務するにも、外国で生活するにも働くにも十分です。 英語のテストに合格する必要もありません。ですから、そうではないようです。
「英語をブラッシュアップしたい」“Merriam-Webster English dictionary によると"brush up"とは、“to refresh one's memory : renew one's skill”「新しく記憶する、スキルを新しく学ぶ」ことだとあります。日常業務で英語を使っている彼らには、これも理由になりません。新しく何かを覚える必要はないからです。
実は、コミュニケーションスキルを改善する、というのが彼らの動機なのです。コミュニケーションにはスキル(技術)が必要です。それは訓練や練習によってしか、上達しません。読み書き、聞いて話す、という基本的な英語能力とはまた別問題になります。職場においては常にこの技術を磨き、異なった部署や業務につくことになれば、異なったコミュニケーションの方法を学び続けなければなりません。
どの言語においても、コミュニケーションを取るのが上手な人とそうでない人がいます。その違いは何でしょうか。
“Effective spoken communication requires being able to express your ideas and views clearly, confidently and concisely in speech, tailoring your content and style to the audience and promoting free-flowing communication.”
(definition from the University of Kent (UK) Careers and Employability Service)
「会話能力に長けている人は、自分の考えや見方を明確かつ簡潔に自信を持って話す事ができる。なおかつ聞き手に対して内容を自由に操り、流れるようなコミュニケーションを取ることができる」
「流れるようなコミュニケーション」を図るには一方的に自分が話すばかりではいけません。相手に応じて、また話の内容に応じて、話す速度や使用する語彙レベル、声のトーンまで変えなくてはなりません。
神戸ビジネススクールでは、単なる英会話にとどまらない、コミュニケーション・スキルを磨くレッスンをご提供します。
内容に興味がおありの方はこちらからどうぞお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
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