アジアの超優秀企業トップ50
コミュニケーション能力がビジネスシーンにおける成功の鍵を握っていることは、言うまでもありません。国内においてさえ、コミュニケーションがうまくいかないことはしょっちゅうです。異文化間においては言語の障害はもちろん、他にも様々な障害が生じてきます。今回は、そういった障害とそれを乗り越える方法について考えてみたいと思います。
コミュニケーションにおいては、常に二者が存在します。送り手-対話を始める人と、受け手-メッセージを受ける人です。この二人の間に生じるコミュニケーションを阻む障害を7つに分類します。ここでは文化や言語の違いによるものを除きますので、同国間・異国間双方に共通した障害を取り上げます。
1. 相手に聞く気がない
受け手が、その話題に興味がなく、聞く気がないことがしばしばあります。送り手はその話題が受け手のニーズに合っているか、興味深いかどうかを考えなくてはなりません。 例えば「新しいコピー機が必要です」というだけでは、説得力がありません。「新しいコピー機があれば、インクカートリッジ代を月に20000円節約できます」と言うほうが、コスト削減と言うニーズに合っています。
2. 不適切な表現を使っている
受け手によって、表現を適切に変えなくてはなりません。 ここで言う適切さとは、意味と難易度を指します。例えば、“productive” 「生産性が高い」という単語は人によって意味が違ってきます。上司が「もっと生産性を上げなくてはならない」 “we need to be more productive”と言うとき、ある社員は「効率良く仕事をする」と解釈するでしょう。中には「同じ給料で、今よりハードに長時間働く」と解釈する人もいるでしょう。そうなれば、上司が発破をかけても反発してしまう結果になりかねません。
3. 相手によって表現方法を使い分けない
生産ラインで高度な技術に関わっているエンジニアとコミュニケーションを図る時などには注意が必要です。理系出身の論理的な社員に対して平易でくだけた表現ばかり使うと、受け手は馬鹿にされたように感じるかもしれません。逆に自分がそうである時には、外部の人や文系出身者に対して理系の専門用語を頻発することは好ましくありません。
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