デイビッド・セイン著「日本人のちょっとヘンな英語」について考える~その2
雑誌Forbesの中に、英語学習についての興味深い記事を見つけました。(by Dorie Clark, October 26, 2012)グローバルビジネスに必要な共通語としての英語に関して書かれたこの記事は、EFの研究に題材を得ています。
EFはEducation Firstの略で、1965年に事業主であるバーティル・ハルト氏により設立されました。EFは16の事業に分かれた私立の教育機関です。ベルリンから北京、モスクワからメキシコシティ、ドバイからデンバーと、EFの事業拠点、および直営の語学学校は世界50ヵ国以上に合わせて400ヵ所以上で運営されています。(EFホームページより)
さて、英語学習についてのEFの研究結果とは?
・女性は男性より英語を話すのが上手
世界中のほとんどの国で、女性の大学進学率が増えています。そして多くの場合、人文系の授業では男性より女性の方が人数で上回っています。結果として、女性は男性より英語を上手に話すようになるので、グローバル経済においては女性の方がよいポジションにつけるかもしれません。
•海外部門は英語を使い、国内部門では使わない
旅行業界や、国際的なコンサルティング会社、通信会社で働く人は英語を話す機会が多いでしょう。例えばフィンランドのノキアやドイツのSAP(ソフトウェア)では公用語として英語を使用しています。小売業ではそういう会社は多くありません。
•ヨーロッパの国々は素晴らしい英語を話し、アジアの国々はまあまあ、他はみんな遅れている
英語が母語の人たちは、北欧の人々が自分達より英語がうまいと思ったことがありますか。そうなんです。スウェーデン、フィンランド、ノルウェーと言ったスカンジナビアの人たち、それからオランダ人は第二言語として素晴らしい英語を話します。ヨーロッパ大陸を南下するにつれてその度合いは下がるものの、それでもかなり立派です。アジアでは、シンガポールやマレーシアをトップに他国も健闘しています。パナマ、サウジアラビア、タイ、リビアなどに旅行するならグーグルの翻訳アプリが絶対に必要です。
この結果について、あなたはどう思われますか?次回は、日本を含め、英語を母語としない国々の英語能力についてお伝えしますので、お楽しみに。
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