タイプ別上司攻略法 その2

グレン・ブラウン

グレン・ブラウン

前回に引き続き、様々なタイプの上司を見てみましょう。

6. 友達型
特徴: 野球帽、ハイファイブ (アメリカ人がよくやる、2人の手を合わせて打つ動作)
習癖: 上司ではなく、友達になりたがる。ダサい冗談を連発して場を白けさせる傾向あり。
対処法: 少しましな冗談にだけ反応して笑ってあげる。ビジネスに関係ない誘いはできるだけ断る。

7. ミラクル型
特徴: 気安く入って行けるオフィス、激励のメール
習癖:思いやりにあふれ、力となってくれ、有能で楽しい、夢のような上司。部下の能力を最大限に引き出すよう、適切な助言を惜しまない。こういう上司だと一日の終わりには満足感を感じることができる。
対処法:とにかく仕事すること。自分の限界に挑戦するつもりで、とことん上司に付いていく。 そうすれば、きっと引き立ててもらえる。

8. モンスター型
特徴: コーヒーの大量消費、ノーの命令
習癖: 顧客の前で部下をこきおろす、すぐに怒鳴り散らす、部下の手柄を横取りする、など最悪の上司。人間としての節度や思いやり、恥の観念が全く欠如している。
対処法:残念ながら、逃げるが勝ち。こういう上司に当たると悲劇としか言いようがない。職場の同情を買って味方を作ろうにも、みんな関わりを恐れて、可哀相に思いながら遠巻きに眺めているだけ。

9. 数字オタク型
特徴: エクセルシートの天才, 電卓付き腕時計
習癖:主としてIT企業で真価を発揮する。あらゆる事象を数字で統計化する能力を有する。 数字の分析以外には興味を示さないため、全力で仕事をしても数字の上での結果につながらなければ評価はされない。
対処法:業績(失敗も含む)を全て、数字にして渡そう。分析に時間がかかるように、細部にわたる膨大な数字を提出すればよい。後でお説教が待っているかもしれないけれど。

10. 革新者型
特徴:アイデアを出し合う企画会議、Entrepreneur(経営者、起業家のためのビジネス雑誌)の定期購読
習癖:壮大な夢で頭は常にいっぱい。夢の実現のために身を粉にして働く。ビジネスマンとしては素晴らしいが、上司に持つと大変。そのカリスマ性の虜になり、あなたも仕事のことしか頭になくなっていく。
対処法:熱心に働くのはいいけれど、仕事以外の時間も大切にすること。時には軽いおしゃべりをして、家族や趣味など、他の世界が存在することを上司に思い出させてあげよう。何事にもバランスが大事。

11.コバンザメ型
特徴:社長の周辺にいつも張り付いている
習癖:自分の昇進のことしか頭にない。部下は、社長に自分が認められるための手段でしかない。目的を果たしたあとは、部下は用済み。
対処法:進んで手伝おう。自分も昇進のおこぼれにあずかることができるかも。裏情報を手に入れて陰で支えてあげると、あなたに恩義を感じて一緒に引き上げてくれる。

12. 重箱の隅型
特徴:細部への異常なこだわり、赤ペン添削
習癖: あらゆる小さなことに口を出したがる。事務用品の請求書の出し方からプレゼン資料の句読点のミスまで、何をやっても必ずあら捜しをされる。部下は自分に自信が持てなくなり、ミスを見つけられないかと常にビクビクするようになる。
対処法:何を言われても気にせず、自分の基準で仕事をする。他に味方になってくれる人を社内で探そう。常に上司の一歩先を行き、自分の目で点検してミスを防ぎ、何も言わせないようにする。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

グレン・ブラウン
専門家

グレン・ブラウン(講師)

神戸ビジネススクール

ビジネスで使える英語とは?仕事力がある人は英語を流暢に操る必要はありません。ビジネスシーンで戦力になる英語を最短距離で、効率よく学ぶことを可能にするのが私達の最大の強みです

グレン・ブラウンプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ビジネス英語研修のプロ

グレン・ブラウンプロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼