不登校の問題
「思春期~その2~」
第二反抗期とも言われるこの時期、感情をもてあますことの多い時期です。
急に甘えてきたかと思うと、そ知らぬ態度をとったり、攻撃的になったりと忙しいことです。
ひとつは、自立を目指し試行錯誤をしている過程が顕著に現れているためでもあります。試行錯誤ですから、当然いろんな壁にぶち当たり、自分自身をもてあますことも多くなってきます。
小学時代までは大人の言うことを聞いていればそれなりに平和な日々だったのが、いつからか(大体9歳~10歳前後を境)、親も先生も案外普通の大人なんだなと感じるようになり、自分はどうなんだと意識するようになってくると、体と並行して心のほうも穏やかでなくなってきます。
親とか先生以外の人たちや慣れ親しんだ枠を超えたところに目がいくようになり、今まで培った考え等を見直す時期に入っていきます。
自立を目指すには、しっかりした甘え処(場・対象)を押さえたいところですが、なんとなく素直にそこには入っていけない年頃です。