思春期と人間関係の広がり
「思春期-そのⅠ-」
第二成長期が始まる時期であり、小学校高学年から一般に中学生・高校生年齢の時期に当たります。
この時期の精神・社会的な大きな課題は、「自分であること」「同一性」といったことを言われます。
重要な関係の範囲は、仲間集団であり外の集団、リーダーシップのモデルとされています。
また基本的な活力の基は「忠誠」と言われてもいます。
うまく適応できて「自分」が安定方向に向かう分にはいいのですが、適応できないと、「自分が自分でない」「拡散」「無気力」等といった方向が待ち受けています。
第二成長期、まず身体が大きな変化をしていきます。
子どもの身体から大人の身体へと変化していく時期で、各男女いろんな特長が出てきます。
人生の中でも成長の速度が最も早い時期のひとつです。
それに精神のほうが追いついていくのには少し時間がかかります。
まず身体のケアからこの時期と付き合っていくことも大きな方法のひとつです。
「食べる」「寝る」「出す」という基本的なことがうまくいっているでしょうか。