コラム
~ まいこ ~手刺繍仕上げ 親王飾り
2016年11月22日
福順号こだわりのセットをご紹介♪
今回はひいなさんこと清水久遊さんのかわいい手刺繍衣装の作品です。
お殿様です。
お姫様です。
お姫様やや上から(笑)
十二単の色合わせ、左右の均等なバランス、しなやかな造形美。どの角度から見ても美しいです。
屏風も日本を代表するお花「大菊」紋が大胆に刺繍でデザインされています。
「菊ってお葬式などに使われ縁起が悪いのでは?」とよく思われがちですが、実はその逆で生命力が強く、「長く平安に」という意味が込められ、しかも代表的な花言葉は「高貴・高潔・高尚」と故人を敬うという意味も含まれているようです。
昔は五節句のひとつである、9月9日の「重陽の節句」が一番盛大に行われたようです。
重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれ、長寿に願いをこめた節句と言われています。
★ホームページにて多数画像をご用意いたしております★
久遊さんのお人形は、ネットなどを見てもシンプルに飾りつけをされている場合が多いですが、
こちらの作品は華やかにセッティングさせて頂いております♪
その他のこだわりポイント
★人形・・・こちらのサイズはお殿様がセパレート式、お姫様は本着せとなっております。衣装にはかわいい柄が手刺繍で施され、糸のふっくらとし風合いが温かみを感じさせます。
また、お姫様の引腰には「お子様が健やか育ちますように」と地元八百富神社のお祓いを受け、その証として印を巻いております。。衣装の色目が重厚なシルク製となっております。
★桐箱・・・ここ数年紙箱が一般的になっていますが、当店では清水久遊さんのお人形はすべて、工房が御用意して頂いた純正桐箱仕様となっております。
★屏風・・・昔ながらの金ベースなのですが、そこに大胆にも大きく菊文様の刺繍。花の部分にも小さくかわいい吉祥紋が刺繍で施されております。
★花・・・通常の造花タイプの桜と橘ではなく、こちらは会津塗りに桜橘の柄が施されています。見事に主役のお人形達を引き立ててくれています。
★行器・・・お人形の前に飾られている菊柄の雛具は「ほかい・行器」と言います。ご馳走が入っているという設定で、食べる物に困らないようにという意味が込められております。定番は菱餅や丸餅を飾るのですが、餅を飾った場合は餅自体の色が鮮やかで目立つため、色を減らし人形を引き立てております。もちろん、国産の木製品となっており、柄も屏風、人形に合わせ菊柄となっております。
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