素敵なお雛様2013 ③ 『まぶたに焼き付く三段飾りです。 ≪清水久遊 白無垢≫』
今回御買い上げ頂いた作品は、小出松寿さんの京九番親王を、迫力のある手描き木蓮屏風でコーディネートさせて頂きました。
通常、京七番(きょうななばん)から京八番(きょうじゅうばん)のお人形でセットさせて頂くサイズの屏風なのですが、今回は松寿さんの京九番を気に入って頂き、セオリーよりは小さめのお人形でコーディネートさせて頂きました。
昔だったら、「このサイズの屏風には何番の人形を」、「この台の幅にだったら何番の人形を」などと固定概念に縛られていました。
しかしながら、ここ数年いろんなメーカーや、職人、問屋さんをまわり、いろんな飾り方を勉強した結果、
「固定概念をなくし、まずは飾って答えを出そう」と思うようになりました。
今回も一般的には京七番、若しくは京八番のお人形がセオリーなのですが、
百聞は一見にしかず(笑)
お客様のリクエストを伺いながら、まずはセッティングさせて頂きました。
飾った瞬間、見事に手描き絵の迫力、それに負けない松寿さんのお人形の美しさとサイズ感がマッチしました♪
今回は「飾り台」ではなく、ウール100%で色の深い紺色で厚手の毛氈を使用。
幅は125㎝、奥行きは70㎝とかなり大胆なサイズです。
意識したのは中途半端にゆったりではなく、「大胆にゆったり」でした。
そこに今回の屏風の高さが加わり、広い空間の中で雪洞、花、前飾り、お人形の全てが相乗的に引き立てあってくれています。
また、全ての装具のデザインが重厚なため、主役のお人形の華やかさがより一層引き立って見えます。
素敵な屏風に、素敵なお人形。
ゆったりとした空間の中で引きたてあう、美しさの掛け算となりました♪
ん~、いいですね~。
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