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人形は大きければ大きいほうが綺麗?  

2014年9月29日 公開 / 2014年11月5日更新

テーマ:その他(人形屋の話)

コラムカテゴリ:くらし

雛人形の規格

人形は大きければ大きいほうが綺麗? 

私の持論ですが、お人形は大きければ大きいほうが綺麗です。

ただし、私がシーズン中お客さまにご案内させて頂く定型句があります。
「人形は大きければ大きいほうが綺麗です。ですので無理をせず可能な範囲で大きいサイズを選んでください。
無理をして大きいサイズをお選びになって、飾らなくなるのも勿体ないので。」

要するに、「出来ればちょっとでも多きサイズがいい、でも住宅事情で飾る場所、しまう場所の兼ね合いで無理をしない程度に」です(笑)。

「人形屋さんが大きいのを売って儲けようとしてるんちゃう?」と思われるかもしれませんね(笑)。

確かに、サイズが上がれば価格にも反映します。しかし人形制作でコストのウェイトが大きいのは職人さんたちの技術料(人件費)です。

つまり、素材代での価格差は確かにあるんですが、その差は想像以上に大きくありません。

大きいお人形でも、小さいお人形でも職人さんたちが手をかけてくれる時間は同じなので♪

※素材の取り都合や、特殊サイズなどでは大きく価格差が出る場合があります。

たまに、「なんでこの人形、小さいのに大きいのと同じ値段なん?」と言うご質問があります。

生地の取り都合上、大きい人形、小さい人形に関わらず、制作時間は同じで、元となる材料も同じだとそうなります。
むしろある一定のサイズを下回った場合、作業に時間がかかり、コスト高になることもあります。

ではなぜ「大きい人形の方が綺麗なのか」

もちろん視覚的に「迫力」と言う面もあり、作品自体が目にスッーと飛び込んできます。しかし、それ以外の部分では実際、衣装の生地の厚みや重み(生地のしなり方)、人形の腕に使用されている針金の固さ(短くなれば曲げにくい)、お顔に筆を入れる時の筆先の太さ、などが関係してきます。

小さいものを作るには、「大きい物をそのままの比率で小いさくすればいい」と思われがちですが、人の手で作る場合、ある一定のサイズから比率が変わってきます。
職人の技術、使っている素材、制作工程などが絡み合いそのサイズの変化が出てくる箇所は、各工房、各メーカーによって違います。
しかし、確実に言えることは大きければ大きいほど、職人が理想とする「比率」は安定します。

※特殊過ぎる大きさは例外もありますが(笑)。


清水久遊の京七番の古今雛

画像:清水久遊古今雛京7番親王飾り

結論、「大きいことはいいことだ」です。
まとめすぎかな(笑)。

とは言うものの、私の嫁も五月人形を選ぶ際は、収納スペースの兼ね合いでコンパクトサイズを選びましたが(笑)。


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