素敵なお雛様2013 ② 『名匠の立雛をコンパクトに♪ ≪鈴木賢一 黄丹の袍≫』
福順号 注目のお雛様をご紹介♪
今回は色使いと、シルエット（輪郭）に定評のある「田村扶紗彦」さん制作の作品をご案内♪
全体のデザイン、色彩に統一感を持たせたセットです。
殿です。
衣装とマッチした、高貴で優しいお顔です。
衣装は紺地ベースで、地紋（じもん）には唐草が織られており、その上に豪華な桜刺繍です。更によく見ると刺繍以外にも淡い桜紋様が描かれております。
姫です。
唐衣（からぎぬ・十二単の一番上の衣裳）はお殿様の同じ地紋で、異なる色の物を着せております。
その下の上着（うわぎ）にはお殿様と同じ衣裳を着せております。
衣装を合わせることにより全体がすっきりと目に入ってきます。
雪洞（ぼんぼり）、屏風、お花は全て主役の二人にあわせ「桜」でのコーディネートです。
雪洞・・・LEDのコードレスタイプであかりを灯せます。黒のタイプとワインレッドタイプのどちらでも合うのですが、今回は親王台（しんのうだい・お雛様が座っている座布団）、屏風の外枠の色に合わせての黒タイプです。火袋のデザインもほんのりと紫がかった生地に桜柄が施されており、当店人気「雪洞」です（笑）。
屏風・・・地模様の「紗綾形文様」にグラディエーションをかけ、更に桜の刺繍入りです。優しく豪華な屏風となっております。
お花・・・定番の「桜橘」ではなく、両脇ともにボリュームのあるリアルな桜でのセッティングです。通常は京十番には「小サイズ」を合わせるのですが、今回は敢えて「大サイズ」で華やかさを出しております♪
構造上、枝垂れていることにより全体を豪華に見せつつ、主役のお人形を邪魔せずに引き立てています。
★詳細画像はコチラ★
前飾りの中心はオシャレなタイプの瓶子（へいし）で合わせております。個性が強い雛具となっており、目立ち過ぎてしまい、セッティングが難しいのですが、今回はこの「金」が見事ワンポイントで全体をまとめてくれています。
もちろん、このあたりは人それぞれ好みが出ますので「銀」の瓶子に変更も可能です♪老舗専門店なので（笑）。
今回下の飾り台は敢えて設定しておらず、紺のフェルトで厚手タイプのものをセッティングです。
もちろん、若干お値段はしてしまいますが、黒塗りの飾り台でグッと全体を引き締めても「良し」です（笑）。
「えっ？そんなんできるんですか？」と思われるかも知れませんね。
出来るんです。老舗専門店なので（笑）。
衣装には重厚な「紺」と高貴な「紫」、そこに桜づくしの雛具たち。
なんとも「たおやか」なセットです。
たおやか・・・ 態度や性質がしとやかで上品なさま。
★撮影時、小道具（扇や刀、冠など）は省略させて頂いております。
以前、お客様に「最近のお雛様は帽子（殿の冠）とか扇が無いのね」とご指摘を受けましたので、念のため（笑）
大好評♪ 『福順号 注目のお雛様』
http://www.hukujungo.com/modern/index.html
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住所：神戸市中央区雲井通5丁目3サンパル1階
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担当 ： 江戸 唐音
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