素敵なお雛様2013 ② 『名匠の立雛をコンパクトに♪ ≪鈴木賢一 黄丹の袍≫』
福順号 注目のお雛様をご紹介♪
今回は女性作家「平安優香」さんの親王飾りです。
お人形のサイズは、見応えのある京九番と言うサイズで、現代の全国平均では「大き目」です。
★京九番(きょうくばん)・・・別名『十番(じゅうばん)』、飾る場合の間口の目安は80㎝~105㎝。
サイズについて混乱されている方は、『雛人形のサイズ』コラムを♪ もっと混乱してしまうかも知れませんが(笑)。
飾りつけは、過去のコラム「金彩京友禅の親王飾り」の二曲屏風(にきょくびょうぶ・二つ折りの屏風)を使用し優雅に演出しております。
飾り台も艶のある黒塗りに変更し、全体を引き締めました。
生地に描かれた桜に桜金駒刺繍(きんこまししゅう・金糸で縁取る刺繍)のを施し、豪華に柄を引き立たせてます。
袖、肩のラインも優香さんらしくキッチリと左右が整っています。
姫です、殿と同じ柄がお着物に施されております。
画像には載っていませんが、お雛様の「見どころ」でもある十二単の裾部分も形がきっちりと整っており、視覚的に綺麗です。
お殿様、お姫様、人気定番色の赤黒に豪華な金彩と刺繍。お雛様らしくオシャレです。
お花も定番の桜橘ではなく、桜と桜の大サイズでコーディネートです。井垣の下に枝を向けているので、お人形を邪魔せず引き立ててくれます。花びらの染め方も通常は外から内に向けて色が薄くなるのに対し、こちらは内から外に薄くなる特殊技術です。
★詳細画像はコチラ★
雪洞(ぼんぼり)は当店の人気柄で、うっすら紫がかった火袋(ひぶくろ)に桜柄です。仕様はLEDのコードレスタイプとなっております。
こちらは、撮影時29㎝タイプで見事セッティングしたのですが、ご希望に応じ高めの32㎝へ変更は可能です。
どちらもしっくりと飾れるので、「合う」「合わない」ではなく、お客様の「好み」の範囲だと考えます♪
中には「火袋は目線の高さあたりが自然や」とおっしゃる方、一方で「高いほうが豪華に見える」とおっしゃる方、選ばれる際にいろんな「考え」「意見」があることに気付かされます。
いろんなお客様、いろんな職人の方とお話をして気付かされること、とても勉強になります。
飾り台を畳から、黒塗りに変更するだけで全体の見え方が一気に変わります。
なんとも『におやか』に締まって見えます。
皆様は畳派?黒塗り派?どちらが好みでしょうか。
もちろんお人形との相性もありますが(笑)
におやか(匂やか)・・・つやつやと輝くように美しいさま。
※撮影時、小道具(扇や刀、冠など)は省略させて頂いております。
以前、お客様に「最近のお雛様は帽子(殿の冠)とか扇が無いのね」とご指摘を受けましたので、念のため(笑)
大好評♪ 『福順号 注目のお雛様』
http://www.hukujungo.com/modern/index.html
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