素敵なお雛様2013 ③ 『まぶたに焼き付く三段飾りです。 ≪清水久遊 白無垢≫』
先日朝一番、愛知県蒲郡(がまごおり)にある名匠「清水久遊」さんの所へ伺って参りました♪
あまりにも早く着きすぎたので街中をぐるっと一周車で走らせました。地理的にのんびりした土地柄で、工房の看板や暖簾もシンプルで町の雰囲気に妙になじんでいるように感じます。そう思うのは私だけでしょうか(笑)
看板、暖簾などのシンプルさとは裏腹に、目を見張る配色の衣装を着せつけたお人形達がズラリと並んでいます。(工房内は最新作の関係上あまりお載せできません。あしからずご了承くださいませ)
詳しくは久遊さんホームページ内 ブログを参照してください♪
丁寧な着せつけ、全体の左右のバランス、大胆かつ繊細な配色、こだわりの仕立て、完成度の高さには脱帽です。
一見「入れ目・いれめ」(石膏の裏からガラス目などを用いてるタイプで衣装着に多い)に見えるのですが、こう見えても「書き目・かきめ」(目の部分を筆で書いているタイプで木目込みに多い)です。筆入れの細かさは圧巻です。久遊さんに怒られるかも知れませんが、私の感覚ではお顔はけっして「可愛い」タイプではないです。どちらかというと品格があり芸術品に近いように感じます。
↑パリで開催された「WABISABI2011」 で好評を博した赤の「無垢」です。
これもまた怒られるかも知れませんが(笑)、昔の私は人形の知識が乏しく、価格面で「高い」と思っていた久遊さんのお人形も、手間ひま、デザイン、素材、等を知っていくにつれ決して「高い」とは感じなくなりました。むしろ、「値打ちあり!」と思えるくらいです(笑)
作品、価格に関係なく、シーズン中はこの「値打ちあり」という感覚をお客様に上手くお伝え出来るよう努力をします。そのためにも、職人の「こだわり」をしっかりと私が引き受け、お客様にご案内出来るようにする。専門店の役目だと私は思います。
気がつけば熱くなり、話が脱線してましたね。あしからず(笑)
こちらの作品の無垢の殿(緑)・無垢の姫(赤)は入荷予定がございます♪シーズン時店頭に並びます。量産タイプのお人形ではございませんので、ご希望の場合はお早めに♪
兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目3サンパル1階
電話番号:078-221-1992
e-mail :info@hukujungo.com
担当 : 江戸 唐音
HP :http://www.hukujungo.com